こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
1月に入ってからお問い合わせが増えています。
ありがたいことです。
実際、不動産屋はどのように物件を探しているのか気になりませんか?
今日はその舞台裏を少し公開。
1.問い合わせ
暮らしっく不動産は駅前に店舗があるわけではありません。
住宅街の中で静かに営業しています。
また、不動産屋によくあるガラスに物件情報を貼ったりもしないので、飛び込み入店ということはあまりありません。
多くの場合、ネット経由のお問い合わせが多いです。
暮らしっく不動産のホームページのtopにあるところからのお問い合わせができる場所は二箇所。
1.問い合わせフォームから相談
現在暮らしっく不動産で一番主流のお問い合わせ方法です。
topページの一番上に"お問い合わせ"という項目があります。
ここをクリックすると
各種お問い合わせフォームが出てきます。
目的にあったところをクリックしてください。
"お部屋探しを依頼する"をクリックするとこのような画面になります。
送信していただくと、暮らしっく不動産のスタッフに連絡がいくようになっています。
ご連絡をいただいた順番で順次ご案内しております。
2.チャットで相談
チャットで相談。スタッフが空いている時にしか対応していないのですが、チャットで相談という方法もあります。
このようにスケジュールものせていますが時期によっては接客中や内見のご案内で不在の場合もあり返信が遅れる場合もございます。ご了承ください。
※2016/10/29追記
チャットサービスは終了しました。
2.物件探し
お問い合わせやチャットでいただいた情報をもとに物件を探します。
使うサイトはat homeが運営しているatbbというサイトと国土交通省が運営しているレインズという。
不動産業者用のサイト。
atbb
レインズ
どちらも日本のほとんどの不動産屋さんが使っているサイトなので、どこで見ても条件が同じであれば同じ物件が出てきます。
お金が無尽蔵にあれば話は別ですが、そうもいかないのが現実。
様々ことをお伺いして希望に近い物件をチョイスしていきます。
- 何人で住むのか?
- 間取りは?
- 風呂・トイレは別なのか?
- 予算は?
- 住環境と住宅設備のどちらを優先したいのか?
- 引越しの時期は?
- 連帯保証人は?
店舗でご希望をお伺いすることもできるのですが、このあたりを事前にお知らせいただけるとやりとりがスムーズです。もちろん物件の問い合わせや内見は無料です。
引越したい時期の2,3ヶ月前から相場などの情報収集をネットで行い、引越ししたい時期の1ヶ月ぐらい前にお問い合わせいただけるといいかもしれません。
3.空室確認
ご希望の条件にあった物件があった場合は、そこの物件を管理している会社に電話で空室確認を行います。
業者用の検索サイトで探しているのに何故?と思われるかもしれませんが、業者用のサイトといえど更新するのは人間です。前日の夜に申し込みが入って情報が更新されていない場合もあります。
そういうのを防ぐためにも電話で確認します。特に1,2,3月になると物件が流動的になるので、物件数も増えるが出て行くのも早かったりします。
4.内見
空室確認ができたら、内見の予約をいれます。
物件によっては募集はかかっていても前の住居者がまだ引っ越していないこともあり、見れないこともあります。
内見できる物件の場合、ぼくら不動産業者は管理会社に内見依頼のFAXをして予約を行います。
現地に鍵が置いてある場合もあれば、管理している不動産業者に鍵を取りにく"鍵取り"の場合もあり形態は様々です。中には向こうの不動産管理会社も来る"立会い"パターンもあります。
実際に部屋を見る際のポイントは以前にコラムで書きました。
https://www.kurachic.jp/column/868/
色々と見てみましょう。
5.申し込み
もしここの物件に住みたい!と思ったら、申し込みをしましょう。
もちろんその場で申し込みをせずに持ち帰って数日考えるのも方法の一つですが、先ほども書いたように、数日の間に埋まってしまう可能性もあります。こればかりは運です。
埋まらない場合もあるし、5分差で埋まってしまうこともあるのです。
手付金でキープというのはできません。ここが決断のしどころです!
申し込み書には
- 名前
- 本籍地
- 勤務先
- 勤務先の住所
- 年収
- 資本金
- 従業員数
- 引っ越す理由
- 連帯保証人の名前
- 住所
- 勤務先
- 年収
- 連帯保証人の生年月日
- etc
記入しなければいけない個人情報がたくさんあります。
このへんは当日に電話で実家へ電話して確認される方が多いのですが、極力事前に調べておくといいと思います。
親に電話してもつながらなかった!どうしたらいいですか?なんてことのないように。
収入の状況や身元の確認は不動産の審査にも大きく影響しますので書けるところはしっかりと埋めるようにしましょう。そこまでしなくても。。。と思う方もいらっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、部屋を貸すほうの気持ちになれば納得ですね。
きちんと家賃払ってくれるのだろうか?周りとトラブル起さないだろうか。。。
後日のトラブルを避ける意味でもきちんとした情報が必要なのです。
きちんと申し込み書が書けて管理会社にFAXを流して確認が取れたら申し込み完了です。
先ほど5分差で2番手申し込みになるパターンもあるお話をしましたが、こればかりは運です。
FAXを受け付けた順番で決まります。二番手申し込みだと一番手の人が審査に通らなかった場合にくり上げる可能性がある。ということですから可能性が低くなります。
物件の内見をした時点で2番手候補まで決めておくといいですね。
6.審査
申し込みが完了すると大家さんや保証会社による審査がはじまります。
申し込み書に書いていただいた情報を審査するのです。
多くの場合ご本人や連帯保証人、管理会社によっては勤務先に本人確認の電話がいきます。
審査をスムーズに進めるうえでもこの電話にはきちんと出るようにしましょう。
連絡がきちんと取れる相手なのか?というのも審査の重要なポイントです。
家賃の未納があった場合に連絡もできない!となればマイナスポイントです。
審査にかかる時間は3日から1週間程度。物件によってもまちまちです。
高価格帯や大手メーカーが管理している物件、法人契約の場合は時間がかかることが多いように感じています。
このあたりの話は以前に門伝が記事にしています。
賃貸の申込みと入居審査 気になる裏側
https://www.kurachic.jp/column/527/
https://www.kurachic.jp/column/456/
保証会社は怖くない! 審査と費用と仕事内容と。
https://www.kurachic.jp/column/573/
賃貸の保証人ってどういうもの? その内容と責任について。
https://www.kurachic.jp/column/562/
7.契約
審査にとおってお金の入金を行うといよいよ契約となります。
ちなみにですが初期費用の概算は家賃の4.5ヶ月から5ヶ月が目安です。貯金しておきましょう。
契約に必要な書類などは事前にこちらからご連絡させていただいていますが、一般的に必要な書類については以前にコラムで書いています。
https://www.kurachic.jp/column/622/
契約場所は仲介した不動産会社か管理会社かのどちらかです。
重要事項の説明や鍵の受け渡しが終わったら手続き完了です。
ちなみに重要事項の説明は宅建の免許を持っているものしかできません。
暮らしっく不動産でいえば門伝が行います。
最近、ダイエットに夢中な門伝さんです(笑)
早い人だとお問い合わせがあってから入居するまで2週間。
通常は3週間ぐらいでしょうか。
書類に不備があったり、長期の連休などをはさんでしまうと4週間ぐらいな印象です。
申し込み日、契約日、賃料発生日、入居日の違いについても以前にコラムで書いています。
不動産賃貸の「申し込み日」「契約日」「入居日」の違いを分かりやすく解説!
https://www.kurachic.jp/column/729/
8.入居
入居日が決まったら、早速色々と手配ですね。
引越し会社やライフラインの手配、新しく買うものetc
考えることはたくさんありますね。
引越しを安く効率的に行うための話やライフラインの連絡先のまとめ記事はぼくが以前に書きました。
引越しを安く効率的に行うのに役に立ったサイト
https://www.kurachic.jp/column/834/
電気・ガス・水道 引越し時に便利!ライフライン窓口のまとめ
https://www.kurachic.jp/column/795/
さいごに
引越しして新しい気持ちで新しい生活をスタートさせましょう。
特に東京に初めて住むという方。
東京の家賃相場を調査してもいいですね。
自分にあった住まい方を今一度考えてみると快適な住まい方ができますよ。
それでは!