こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
連日書いていますが、年の瀬ですね。
暮らしっく不動産のある高田馬場3丁目も人が全然いません。とても静かです。
近所にある日本語専門学校が冬休みだからだと思うのですが、東京って実は人が少ないんじゃないか?と思うほど。
他の不動産屋さんも順次冬休みですから電話も少々です。ほんっと静か。いいです!(笑)
個人的にはこの静けさは大好きで、色々なことに集中できます。
さて年明けから部屋探しをしようと思っている方も多いことでしょう。
冬休みの間にめぼしい物件をネットで見つけて、年明けにでも不動産屋に連絡してみようかなと思っている方に今日の記事はオススメです。
不動産屋の仕組み
これはわざわざ書かなくてもご存知の方が多いかと思いますが、一応解説しておきます。
賃貸物件には二種類の形態があります。
1. 自社物件
これはその不動産屋が大家さんから頼まれて、募集している物件です。
自社物件、管理物件と言われたりもします。
大家さんが物件を所有していることに変わりはないのですが、契約の更新であったり、入居者の募集であったりを管理会社にまかせるパターンですね。
ちなみに、普通の不動産屋だとゴリ押しで「自社物件」を進めてくることがあります。
うちはそうではありません。
そこの不動産屋さんと大家さんとの関係がありますから大家さんとしては少しでも収益が上がるような会社や信頼のできる会社、また大家さんによっては色々と面倒なので全部まかせられる会社にお願いすることもあります。
暮らしっく不動産も募集を行っています。
ちなみに暮らしっく不動産と(株)ラインズマンの違いがややこしいという方に解説しておきますと、暮らしっく不動産はここのコラムを含めたweb部門。
(株)ラインズマンは不動産部門です。
今日現在(2015/12/27)の暮らしっく不動産の管理物件の一部です。
これらの物件に関しては募集から契約、管理までしている物件です。
2. 他社物件
他社が募集している物件です。
ここのコラムにも何度か書きましたが、国土交通省が運営しているレインズやアットホームが運営しているATBBという不動産検索システムを使って探し出す物件です。
現実的には契約までするのは難しいですが、全国の物件を探し出すことができます。
東京の業者が沖縄の物件を探すこともできます。
不動産業者のほとんどが使っているシステムなので、どこの不動産屋から見ても見ている情報は同じです。
A店に行ってもB店に行っても同じ条件であれば同じ物件が出てきます。
暮らしっく不動産に部屋を探し来た場合は、その人に合う物件を探します。
自社物件をゴリ押しするようなことはありません。
次に紹介物件について考えてみたいと思います。
複数の不動産屋が紹介する物件
前項で解説しましたが物件によっては複数の会社に入居募集をお願いしている大家さんもいます。
広告をあまり出さない不動産屋も多いので、複数にお願いして複数広告を狙うやり方です。
下記の物件を見てみましょう。
下記の物件はどれも同じ物件なのですが、どの不動産会社が初期費用を安く抑えられるでしょうか?
A店
B店
C店
まずはA店。
見ていただきたいのは備考の部分。
A店は24時間サポート15000円。契約事務手数料5000円。賃貸保証加入要(賃料・管理費の40%から)。
次にB店。
こちらは24時間サポートもありません。
契約事務手数料はなさそうに見えますが確認したところ、ここは2160円でした。
保証会社は加入は必須ではなさそうですね。
最後にC店
こちらは簡易消火器代5980円。そして賃貸保証は加入しなくてはいけないようです。
家賃の50%+1年毎に1万円・毎月収納手数料として300円+消費税。
まとめます。
事務手数料 | 保証会社 | その他 | 合計 | |
A店 | 5000円 | 28000円 | 24時間サポート15000円 | 48000円 |
B店 | 2160円 | 0円 | 0円 | 2160円 |
C店 | 0円 | 35000円 | 簡易消火器代5980円 | 40980円 |
同じ物件でもA店とB店では45840円もの差額が出ました。
これだけあったら一人用の洗濯機が買えてしまいます。
ちなみに「契約事務手数料」というのは違反。
宅建業法違反にあたります。
最近、付加価値として多い24時間サポートですが多くの場合、鍵を無くした時に対処してくれたり、提携引越し業者を10%オフで紹介してくれたり、水道、電気、ガスのトラブル時に対処します。といった内容のものが多いです。
ですが、鍵を無くした時に「24時間サポートに電話だ!」なんて思いつく人はいるのでしょうか?自分でネットで探して実費を取られることが多いと思います。引越し業者も自分で見つけたほうが安いことも多いのではないでしょうか?
もちろんあったほうが安心。
おまじないのようにとりあえずつけておけば安心!という考え方もありますから一様に悪いとは言えませんが、ただでさえお金のかかる引越しですから少しでも安くしたいものですね。
まとめ
不動産会社は仲介手数料だけでなくこういった付加価値サービスをつけてお客様のための付加価値!と言っていることが多いです。すべてが悪いというわけではありませんが、こういったところに目をつけて気に入った物件を安く契約できるようにすることも家探しの大事なポイントです。
部屋を探される方はこういうところにも目をつけてみましょう。
暮らしっく不動産では、こういうところを分かりやすく説明して物件探しをしています。
それでは!!