こんにちは。ライターの鞍田です。
めっきり寒くなってきた今日この頃。季節の移り変わりを楽しみながら、ほっと温かい気持ちにさせてくれる花やグリーンを暮らしに取り入れてみませんか? 秋冬は空気が乾燥しているので、ドライフラワーを作るのにも絶好のシーズン。生花からドライになるまでの行程を味わえるのは、寒い季節ならではの素敵な時間です。
前回は、フラワースタイリストのNaomiさんに花を飾るための基本ルールをレクチャーしてもらいましたが、今回は、もっと花を楽しむための簡単テクニックをご紹介します。
人物紹介:鞍田恵子(エディター/ライター)
ランジェリー専門誌、メンズストリートファッション誌の編集を経て、2002年に独立。
現在は、インテリア、ハンドメイド、ライフスタイル系の雑誌、
ムック、書籍を中心に、編集、ライター、企画、構成、ディレクションなどを行っている。
http://blanc-factory.com
目次
1. 身近にある器に花を生けよう
普段から花を飾る習慣がないと、花瓶がなくて花を飾れないという人も多いのではないでしょうか。前回は、空き瓶を利用する提案をしましたが、わざわざ花瓶を買わなくても、身近にある器に飾ることで、花を飾る楽しみが広がっていきます。ジャグ、ボウル、ジャー、マグカップ......。普段使いの器なら、部屋にすっとなじむはずです。
アナベルをいろいろな器に生けてディスプレイ。左上から時計回りに、IKEAのジャグ、iittalaのカステヘルミ ボウル、アンティークの小瓶とワイヤーバスケット、アンティークの小瓶とカッティングボード。
2. 少ししおれてきたらドライフラワーに
美しい生花を楽しんだあとは、吊るしてドライフラワーに。生花にはないシャビーでシックな魅力が楽しめます。水分の少ないアナベルは、花器に挿したままでもきれいにドライになるので、初めてドライフラワー作りに挑戦する人にもおすすめです。
花瓶に生けた生花。左から時計回りに、アナベル、バラ、ケイトウ。
生花をドライにしてディスプレイ。左上から時計回りに、マスキングテープで壁に貼ったケイトウ、ジャグに挿してそのままドライにしたアナベル、吊るしてドライにしたバラを小瓶に入れて、ドライにしたアナベルをアロマオイルといっしょにボウル入れて。
3. 花の壁飾り"スワッグ"を飾ろう
生花を飾りながらドライになっていく様子が楽しめる"スワッグ"をご存知ですか? リースより簡単に作れて、飾るだけでカフェのようなおしゃれな雰囲気を演出できるのが魅力です。材料も手に入りやすいので、自分で作る人が増えています。
きれいにドライになる花やグリーン[写真上]左から、ピンクッション、ブルーブッシュ・アカシア、リューカデンドロン、ユーカリ[写真下]左から、ケイトウ、千日紅、スターチス。ほかにも、バラ、ミモザ、アジサイ、実ものなどがあります。
作り方は簡単。後ろが長く、手前が短くなるように束ね、茎を麻ヒモで結ぶだけ。リボンを結んだり、英字新聞でくるんだりしてもおしゃれです。クリスマス用に作るなら、赤い花や実、もみの木、松ぼっくり、コットンなどでアレンジするとゴージャスになります。
壁やカーテンレールに飾れば、ドライフラワーになるまでさまざまな表情が楽しむことができます。クリスマスリースのように季節感がないので、一年中飾っておけるのも人気の秘密です。
まとめ
まとめると、
- 花瓶以外のものに花を生けよう
- ドライフラワーにしてかわいくアレンジ
- "スワッグ"でカフェのような空間に
この3つのポイントをご紹介しました。
いかがでしたか?
冬は必然的に部屋で過ごす時間が増えます。そんな冬を快適に過ごすために、季節の花を飾ってゆったりした気分を楽しんでみませんか? これからの季節、生花が少なくなってもドライフラワーなら手間いらずで、身近に花やグリーンを感じていられます。まずは、好きな花を一輪飾るところから始めてみましょう。