暮らしっく不動産の門伝です。
今日は、不動産賃貸では避けて通れない「大家さんとの関係」について書いていきたいと思います。
「大家さんが近くに住んでいるとめんどくさい?」「間に不動産屋が入っていたほうがいい?」などいろいろ心配なな面もあるかと思います。
大家さんとの関係と言っても幅広くあるので、今回は「大家さんが直接管理する物件のメリットとデメリット」について書いていきます。
目次
- 自主管理とそうでない物件の違い
- 間に不動産屋が入らないほうがいい? メリットとデメリット。
- 良い大家さんの物件の見分け方
1. 自主管理とそうでない物件の違い
賃貸物件では、「誰が管理なのか」を明確にすることになっています。
日常生活を送る場所でもあります、緊急時にはすぐに対応してもらわないといけません。
不動産賃貸の契約書には、「誰が所有しているのか」「貸していているのか」「管理するのか」を記載するところがあります。
一例で通称「東京都ルール」といわれる「賃貸住宅紛争防止条例に基づく説明書」を紹介します。
この赤枠部分を見るとわかります。
ここの「2. 専用部分の」というところに管理している人の名前が入ります。
自主管理の場合は、大家さんの名前。
不動産屋などが管理している場合は、不動産屋さんの名前が入ります。
ちなみに「1. 共有部部分の」というところは、部屋の外、廊下などを管理している人の名前が入ります。
ここで判断するわけではないので、注意しましょう。
しかしこの書類は契約までは見ることができません。
次に見分け方の紹介です。
自主管理物件と管理会社物件の見分け方
- 建物の形、構造
- 物件に管理会社の看板がない
これですべてがわかる訳ではありませんが、一つの基準になります。
変わった建物の形の場合、木造アパートの場合は、大家さんが自主管理していることが多いです。
それから建物の入り口、ゴミ置きば、駐輪場付近に「管理会社 ◯◯不動産」という看板がある場合は、自主管理でなく管理会社が入っています。
しかしこれは一つの目安です。
実際に自主管理か管理会社が入っている物件かというのは、見極めが難しいです。
一番の方法は、物件を見に行く前に担当者に聞くこと。
ただし不動産屋でも事前に調べないとわからない場合があるので、事前に聞いておくと良いと思います。
では大家さんの自主管理と不動産屋が入っている場合の違いはどうなのか?
次は気になるメリット、デメリットを考えていきたいと思います。
2. 間に不動産屋が入らないほうがいい? メリットとデメリット。
次は大家さんの直接管理、自主管理の場合のメリットとデメリットを上げていきます。
もちろん良い大家さんということが前提です。
良いところ(メリット)
1. 余計な費用がかからない
間に不動産屋が入らないので、余計な費用がかからない傾向があります。
なかには「更新料を取らない」という、物件もあったりします。
賃貸の更新料は家賃の1ヶ月分が相場です。
また契約時の初期費用なども必要最低限で安いことが多いです。
こういう部分から見ても、非常お得感のある物件が多いです!
2. 対応が早い
修理などの対応が早いです。
もちろん大家さんにもよりますが、ベテラン大家さんの場合はそれぞれの対応が早い傾向です。
不動産屋が管理している場合、修理などは不動産屋が直接対応するケースは少なく、下請けの業者などに流すのが一般的です。
このためスケジュール調整、大家さんの確認など、作業フローが増えます。
こういうこともあり、対応面でもスピード感が違いってきます。
もちろん不動産屋によっては早いところもあります。
しかし大手などは基本丸投げなので、遅い傾向にあります。
デメリット
デメリットは特にないと思います。
しかし前途のメリットは大家さんが良い大家さんの場合。
悪い大家さんの場合では、すべてが反転しデメリットとなってしまいます。
どうすれば良い大家さんの物件が見つけられるのか?
次は良い大家さんの物件の見分け方を紹介します。
3. 良い大家さんの物件の見分け方
集合ポスト、廊下、ゴミ置場がきれいかどうかチェックしましょう。
賃貸不動産で、「入居者」は「お客様」です。
「お客様」を大事に思っているかどうか、ここが判断するポイントです。
わかりやすいポイントとして次の3つをあげます。
- 集合ポスト
- 廊下
- ゴミ置きば
ここを見ればなんとなく、その物件を大事にしているか、入居者を大事にしているかがわかります。
ゴミ置きばに関しては、ゴミの日がいつかを確認してチェックしましょう。
ゴミの収集日はインターネットで簡単に調べることができます。
収集日のすぐあとで、ごみが散らかっている場合はあまり良くないと思います。
また集合ポスト付近には張り紙などがしてある場合もあります。
その文章、内容などを見てみるのも良いと思います。
そのマンション、アパートの日常情報がわかる手がかりにもなります。
さいごに
良い物件というのは部屋の中身だけではありません。
管理状況、トラブル時の対応などすべて含めて考えるべきだと思います。
良い大家さん、良い物件でも悪い不動産屋が入ることで、悪い物件に成り下がったりもします。
いろいろな角度から見て、チェックして、良い物件を探しましょう。
今日はこのあたりで!