不動産のお悩み相談です。 本日の相談はこちら。
申し込み、契約日、入居日がよくわからない。
その日付が何かの起算日になる?
不動産取引ではいろいろな名前の日が登場します。
今回はその辺りを詳しく分かりやすく解説していきたいと思います。
名称
用語 | 意味 |
申込日 | 申込みを入れた日。 |
賃料発生日 | 家賃が発生となる基準日。 |
入居日 | 【要注意】多くの人が違った意味合いで解釈しているケースが多いです。 家賃発生日、実際に住み始める日の混合があります。要確認です! |
契約日 | 契約手続きをする日。 |
契約起算日 | 契約の始まる日。 家賃発生となる基準日。 |
契約開始日 | 契約の始まる日。 家賃発生となる基準日。 |
引越し日 | 引越しをする日。 |
入居に関係する日は、主にこの6つです。
しかし注意して下さい、不動産屋の担当者による解釈が違う場合もあります。
特に賃貸だと初心者の営業マンも多いため、よく混乱が起こります。
次は各日をもう少し細かくみていきたいと思います。
1. 申込日
申込日 | 申込みを入れた日。 |
申込みを入れた日です。
まだ申込みをした段階、まだ契約はされていません。よって金銭は発生しません。
賃貸ではこのあとに、審査、契約、鍵渡し(入居)と手続きがあります。
またこの日を基準に、契約起算日(家賃発生日)を決める管理会社、大家さんもあります。
分譲系賃貸マンションでは、「申込日から10日が家賃発生日とする」と決め打ちされている場合もあります。
特に投資向けワンルームマンションなどは多い印象です。
2. 賃料発生日
賃料発生日 | 家賃が発生となる基準日。 |
家賃が発生する日。 この日から家賃がカウントされます。
通常賃貸の契約では、月途中などからの場合日割り精算となっています。
家賃発生日、契約起算日と言われたりもします。
入居日と解釈する人もいます。
3. 入居日【要注意】
入居日 | 【要注意】多くの人が違った意味合いで解釈しているケースが多いです。 家賃発生日、実際に住み始める日の混合があります。要確認です! |
入居日は、不動産屋(仲介、管理会社)、営業マンによって解釈が違うことがあります。
とても要注意です!
- 契約起算日(賃料発生日)という解釈。
- 実際に住み始める、入居するという解釈。
傾向として、
大家さんは、2の「実際に住み始める入居するという解釈。」と考えている人が多いです。 引越し日ですね、
不動産屋、仲介の営業マンなどは1の「賃料発生日という解釈。」と考えている人が多いです。
ちなみに管理会社は、契約起算日(賃料発生日)として使うことが多いです。入居日は間違いが起こる可能性があるからか、使わない印象です。
「入居日」は解釈の違いで、トラブルになることが多いです。
不動産屋が言ったから、と安心してしまう人も多いですが、不動産屋でも仲介側と管理会社側では大きく違います。
「入居日」という用語には一つ注意しておきましょう。
4. 契約日
契約日 | 契約手続きをする日。 |
契約手続きをする日、というのが一般的な解釈です。
しかし、これも「賃料発生日」と解釈をする人もいます。
注意しましょう。
5. 契約開始日
契約開始日 | 契約がスタートする日。 家賃発生となる基準日です。 |
契約が始まる日です。
家賃発生の基準日となる日でもあります。(フリーレントなどが付いている場合は除く)
6. 引越し日
引越し日 | 引越しをする日。 |
引越しをする日です。
荷物を入れはじめる日、引越し屋さんなどで搬入する日など、これも少し解釈が難しいところでもあります。
ちなみにマンションの場合、届け出を出さないと引越し作業が出来ない場合もあります。 注意しましょう!
以前、仲介した不動産屋の営業マンのミスで搬入が出来なかったという話しがありました。
荷物は持ってきたけど、搬入出来なかったという悲しい出来事。
都心部のマンションに引越す場合は、届け出が必要か必ず確認しましょう!
さいごに
不動産ワードはいろいろなありますが、解釈の違いが多いの「入居日」です。
この間違いは、家賃発生日は、金銭的なトラブルになると結構痛いです。
担当者の凡ミスもあったりすので、曖昧にしないではっきりとさせておきましょう。
書面やメールで残しておくことをお勧めします。
担当者の解釈の違いもあるので、曖昧にしないで要確認!
それではこのあたりで!