こんにちは暮らしっく不動産の門傳です。

今日はとあるメディアの方とお話する機会がありました。
その中で「一般人が、良い物件、良い不動産屋を見分けるのはどうすれば良いのですか?」という質問がありました。
「難しい質問だなぁ」と思い、今日はずっとそのことを考えていました。

世の中には、たくさんの不動産物件、そしてたくさんの不動産屋があります。
「どれを選ぶか」、これはとても難しい問題です。
良い不動産屋もあれば、悪い不動産屋ももちろんあって。 これはどんな業種、お店でもそう同じです。
ただ不動産屋は「悪いイメージ」があるので、このような質問が出たのだと思います。

どうやって良い物を選ぶかは、その人が「何を基準に判断して選択するか」にかかっているのだと僕は思います。
一概に「これだけ気をつければ良い」なんて簡単なものではありません。
また何を持って「良い」と思うかは、人それぞれです。


そういう話から、最近読んでいる本で面白いデータがあったので、ここで紹介したいと思います。
「新聞・雑誌の情報を信頼しますか?」というデータです。

マスメディア信頼度 世界との比較

出典「世界価値観調査2005」より http://www.worldvaluessurvey.org/wvs.jsp

先進国の中でも、日本はダントツに信じきっています。
約7割の人が、新聞雑誌の情報を信じているとの回答結果が出ています。
悪い言い方をすると「マスメディアの洗脳された状態」です。

ドイツ、アメリカなどは、70%の人が新聞・雑誌を信じていません。
イギリスに関しては、90%の人が信じていません。

では新聞雑誌を必要としていないのかというと、そういう訳ではありません。
同じ調査の別項目で「情報ソース」(どこから情報を得るか?)という項目もありますが、これは新聞、雑誌、TVなど各国同じような数字になっています。(新聞はインターネットの影響もあってか結構減っていますが)

このことから分かるように、情報をただ鵜呑みにするのではなく、「一つの情報」として捉えて、その後「自分で判断」しているのです。


例えば、先ほど上げたグラフも「情報元は信頼出来るところなのか?」というところチェックすることが大事です。
特にインターネットは、誰でも情報を発信出来る世界です。 
その情報が信頼出来る情報なのか、常に判断することが求められます。 

ちなみに、先ほどのグラフの情報元は「世界価値観調査」という国際的な調査機関からの情報です。


世界価値観調査
World Values Survey
http://www.worldvaluessurvey.org/wvs.jsp


不動産の話に戻りますが、不動産も一つだけの情報ではなく、いろいろな情報を得て「自分で判断するのが大切」です。
今はインターネットで情報も集めやすい時代です。
部屋探しの時、賃料相場くらいは自分で把握しておくと良いと思います。


今日はこのあたりで!