こんにちは、暮らしっく不動産の門伝です。
今日は朝早くから土地の視察で、九十九里まで行ってました。 
帰りに寄った海鮮屋さんのはまぐりがすごく美味しかったです! 
早起きすると良いことがありますね。

さて、今日はDKとLDKの違いについて解説していきたいと思います。

1. DKとLDKの違い

ずばり「広さの違い」です。

DKというと「古い」というイメージを持つ人が多いかと思いますが、違います。
広さです。
「広さ」だけで、決まればいいのですが、さらに「部屋の数」によって少し変わります。こ
ここが分かりづらいです。

公式な目安表は以下の通り。

〈最低必要な広さ(畳数)の目安(下限)〉
居室(寝室)数 DK LDK
1部屋 4.5畳 8畳
2部屋以上 6畳以上 10畳以上

※公益社団法人 首都圏不動産公正取引協議会より

居室が1部屋の場合は、4.5畳から8畳未満、8畳以上でDKとLDKが分類されます。
居室が2部屋以上の場合は、6畳以上、10畳以上での分類になります。

はい、分かり難いですよね。
もう少し分かり易く解説していきたいと思います。

1-1. 部屋が1つの場合

寝室が1部屋の場合、キッチンがある部屋が4.5畳から8畳未満までは、1DK。
キッチンがある部屋が8畳以上の場合は、1LDKです。

と言われても分かり難いですよね。
図にすると以下のような形になります。


DKとLDKの違い 間取図01

ちなみに4.5畳未満の場合は、DKと分類されません。
Kという表示になってしまいます。

1-2. 部屋が2つ以上ある場合

寝室が2部屋の場合、先ほどの数字と少し変わってきます。
キッチンがある部屋が6畳以上で、2DK。
キッチンがある部屋が10畳以上で、2LDKとなります。

DKとLDKの違い 間取図02

図で説明するとこんなイメージです。

2. 語句の説明

2-1. DKについて

ダイニングキッチン(dining kitchen)は、台所(kitchen)と食堂(dining room)の機能を1室に併存させた部屋のことで、和製英語である。
略称は「DK」。

wikipediaより引用

和製英語なんですね!
外国の方と話すときは気をつけましょう。(ぼくも、気を付けます)

規格51C型は西山卯三の住宅研究の成果に基づくもので、人間らしい暮らしのため食事の場所と寝る場所は分けるべきであり(食寝分離)、またプライバシーの観点から夫婦と子どもの寝室は分けるべきである(就寝分離)、という2つの原則によっていた[1]。食事室兼用の台所(後にダイニングキッチン)を設けることで、寝室とは明確に区別された食事の場所を確保したのである。

ダイニングキッチンを持つDK型の間取りは、1955年に設立された日本住宅公団の標準設計(2DK55型)にも採用された[2]。従来の一般の庶民住宅では、畳敷きの茶の間ちゃぶ台を囲んで家族が食事をしていた。それに比べ、テーブル式の団地のダイニングキッチンはモダンな生活の象徴と受け止められた。実際には調理のスペースと食事のスペースを兼用とし、住宅の面積を節約するための苦肉の策でもあった。

DK型の間取りは公団住宅をはじめ、民間のマンション、戸建て住宅などにも採用されるようになり、広く一般に普及した。

wikipediaより引用


こんな歴史があったんですね。
ぼくも幼少の頃は団地住まいだったので、このDKの歴史にはどこな親しみを感じます。

2-2. LDKについて

さらに生活水準の向上とともに、ダイニングキッチンよりもゆとりのある広さの部屋として、リビング・ダイニング・キッチン(略称「LDK」)が作られるようになった。居間・台所・食堂の機能を1室に併存させた部屋である。
wikipediaより引用


DKの進化系ということですね。

3. 誰が決めているの?

不動産広告はインチキする業者が多かったことから、公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会というといころがきちんと「不動産広告のルール」を決めています。

このルールに違反すると営業が出来なくなるなど、厳しい目で消費者を守っています。

といってもルールは一般的に考えて「当たり前でしょ」と言われるようなものばかりです。
でも以前は、そんなことさえ守られていないような無法地帯だったようです。

例えばこのような啓発を出して不動産屋の違反を監視してます。

2014年5月度 「募集条件の再確認について」

3月までの「繁忙期」も終わり、賃貸需要も一段落するこの時期ですが、現在、広告している物件の募集条件は間違っていませんか?
「掲載の条件では貸せないと言われた!」とか「このキャンペーンは終わっているんですよと言われた」等の苦情が寄せられることも時折、見受けられます。

このような苦情が入らぬよう、登録している物件の空室確認はもちろんのこと、家賃や諸費用の改定、キャンペーンの期限やフリーレント等についても確認を行い、掲載されている情報は常に最新のものであるようメンテナンスをしっかりと行ってください。

「公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会 2014年4月1日 部会からのお知らせ」より引用


こんな初歩的なところも守らない不動産屋がまだ多いということですね。
気をつけましょう!

まとめ  DKも良いですよ!

ここまでDKとLDKについて違いを解説してきました。
意外と知らない人が多いDKとLDKの違い。
「DK」は何となくイメージが悪いのか、はじめから選択肢から外して探している人もいます。

DKとLDKの違いは広さだけです。 

古い物件だとDKも多いですが、新しく物件でも広さが取れなくてDKになっている物件もあったりします。
「DK=古い」というイメージしている人が多いので、ここは誤解しないで欲しいです。

DKも部屋探しの選択肢に入れると、良い部屋が見つかったりもします。
DK、意外と悪く無いです。

それでは今日はこんなところで。