「安いと思ったら、契約期間が3ヶ月って・・・」
最近主流となっている、おとり物件の新しい手口です。
今回は、定期借家契約を巧みに使った「おとり物件」について解説していきます。
定期借家についてのこちらをご覧ください。
定期借家とは?(暮らし不動産)
1. 格安物件を見つけたら、まず契約期間をチェック!
格安物件を見つけたら、契約期間を確認しましょう。
賃貸の契約は2年が一般的です。
おとり物件の新しい手口として「定期借家契約」というものを使って、契約期間を短く設定しているものがあります。
例えばこのようなケース。
契約期間わずか3ヶ月。
しかも定期借家契約なので、更新は出来ません。
(更新できることもありますが、貸主が認めないと更新できません)
定期借家とは?
「定期借家」という言葉になじみがない人も多いと思うので、簡単に解説します。
定期借家
契約期間契約の更新がない契約で、契約期間が終了した時点で確定的に契約が終了し、確実に明け渡しを受けることができます。
契約期間は自由に定めることができます。
更新できない。
契約期間は、短くてもOK。
という内容です。
2. 定期借家を使ったおとり物件
ここからは、実際の物件で見ていきましょう。
まず「おとり物件」らしきものを探します。
すぐに見つかりました!
このような条件。
東西線の早稲田駅から徒歩3分
19m2ほどのマンションで、家賃41,500円!
格安です。
こんなのがあったらすぐに借りたいです。
間取りは、こんなかたち。
良いですね。
間取りは1K。 バス・トイレは別ではありません。
設備はこんな内容です。
オートロック付きです!
充実した設備です。
もうすぐにでも申し込みたいです。
気を付けて欲しいのがここ!(黄色でマーキングしている部分)
契約期間のところです。
3ヶ月で契約が終わってしまうんです。
「なんだよ!」って思いますよね。
契約期間は備考欄に小さく書いてあるだけです。
普通の人は、そこまで気を付けて見ないと思います。
ここを見逃して、来店。 契約期間が3ヶ月ということで、違う物件を当てられる。
これが、おとり物件の新しい手口です。
時間を無駄にしない為にも、気を付けましょう。