こんにちは暮らしっく不動産の門傳です。
今日は最近よく耳にする「オリンピックが過ぎれば不動産は安くなる」という話について。
数年前から不動産価格が上がっています。
これが果たしてオリンピックと関係があるのか、またオリンピックが終われば不動産価格が下がるのか。
これについて考えていきたいと思います。
過去の大会で見てみる
過去の4大会(アトランタ五輪、シドニー五輪、ギリシャ五輪、ロンドン五輪)で集計をとった資料があります。
(注) 住宅価格統計は国ごとに作成方法が異なるため、比較をする際には幅を持ってみる必要がある。破線は開催前4年間のトレンド。
(資料) 国際決済銀行(BIS)、米国連邦住宅金融庁(FHFA)より、みずほ総合研究所作成。
みずほ総合研究所というところが発表している資料からです。
過去の4大会を見てみると、下がっていません。
こういうデータ、資料は非常に参考になります。
ただそれぞれ国も違うし、都市の特色も違うので一概に東京にも当てはまるとは言えませんが、一つのデータとして参考にはしても良いのではないでしょうか。
不動産暴落論には根拠がない
週刊誌ネタで時々出てくる「五輪後の不動産暴落」ネタ。
例えば週刊現代ではこんな記事も。
全国民必読 まもなく不動産(東京・大阪)大暴落へ あなたが思っているより早く来る!相続税の心配など、無用です(週刊現代)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/42250
関係者は語る的な記事で暴落を予想しますが、あまり根拠もないような内容です。
不動産コンサルタントの長嶋さんなんかは、このように打ち消すコメントもしています。
東京の不動産、「大暴落論」は全く根拠がない(東洋経済)
https://toyokeizai.net/articles/-/193399
正直未来のことはわかりません。
でも冷静になって見ていくとどっちの可能性が高いか見えてきますよね。
さて結果はいかに?
東京オリンピックまであと2年を切りました。
大会も楽しみですが、今後不動産の価格がどのように推移していくのかも楽しみではあります。
2020年がどのようになっているのでしょうか。
それでは今日はこのあたりで。