突然海を見たくなって博多港周辺の散策をしてみました。
海を見る前に、一攫千金の夢を見てみましたが・・・
暮らしっく不動産 福岡オフィスの前川です。
お盆時期を前に同窓会のお誘いの話がきて、急に海が見たくなりました。
そう、私の郷土は長崎です。
長崎の海
http://uub.jp/pdr/g/s_5.html
出典:国土交通省河川局 海岸統計(平成22年度版):2010年(平成22年)3月31日現在
備考:沖縄県には尖閣諸島を、北海道には北方四島を含む。
長崎県は北海道に次ぐ海岸線を持つ県で、その長さ4000kmを越します。
日本の長さが3000kmと言われていますので、どれほど長いかお分かりいただけるかと。
ちなみに福岡県のそれは700kmに満たない位です。島が多い県は海岸線の長さが自ずと長くなりますね。
そういう訳で長崎県人のほとんどが海を見て育ってきたようなもので、私も海自体に望郷の念を感じるわけです。
福岡の海
福岡市内で"海"と言えば、百道浜、糸島、能古島を思い浮かべます。
海水浴ができる海です。
今回は博多港の方に足を延ばしました。
海は海でも海水浴場ではなく、輸送船舶やフェリーの行きかう人工的な海の方です。
天神から近いのですが、長浜ラーメンを食べる時に立ち寄る程度で、普段は特に用事のないエリアです。何があるのでしょう?
(C)google
散策開始
ルートは大正通りを北上し、那の津通りを西に向かいます。
左手には鮮魚市場があり、倉庫に向かう輸送用トラックの往来が目立ちます。
さすが長浜地区、ラーメン店もちらほら見えます。
夕方になると屋台が軒を連ねる一帯です。
次に見えてくるのが、福岡県立美術館、反対側はボートレース福岡。
ボートレース福岡
福岡県立美術館
さて、どっちに行く?
・・・
ボート場でしょうー。
どちらも一度も入ったことはありませんが、美術館の柄ではないので今回はボート場の方に潜入調査です。
福岡ボート場 潜入調査
自転車がぎっしりです。この辺の職場の人は無料で自転車止め放題なのでいいなー。
※本来はボート場利用の方以外ダメです。
大名・赤坂近辺は自転車止めるところが少ないので、そう思っちゃいました。
ボート場入口手前にある立ち飲み居酒屋。
さすが、いかにもボート場って感じです。
昼間から一杯ひっかけた常連らしきの人達が外から見えます。
店の中に入るには度胸が要りそう。
舟券売り場発見!
舟券を買ってみよう。
テレビ画面には、オッズやら払い戻しなんとかの数字が羅列してますが、見方が全然分かりません。
画面を見ながら競艇新聞に赤ペンで一生懸命に何やら書き込んでいるおやじがいます。
受験生の問題集への書き込み並みに、その熱心さが伝わります。
福岡ボート場の次のレースの発券期限が数分後に迫っているアナウンスが入ります。
せっかく来たから一攫千金を狙おうではないか。
でも買い方が分からん。
しばらく他の人の行動を観察します。
ロト6の用紙みたいなものに予想の順位を記入して、機械に入れて舟券を購入しているようです。
これがその用紙。
レース場、レース番号、式別、着番号、金額をマークシートする。
受験を思い出す。しっかりマークしないと機械は読み取ってくれないのだろうか?
そんな不安を持ちながら、マークした用紙を機械に投入。
何か記入漏れがあったようです。機械から用紙が戻って来る。
あっ!金額の記入漏れね。
それぞれ"100円"にマークして再投入。
この投資金額400円が一体いくらに化けるのかワクワク。
ちなみに、予想は適当、オッズの見方も分からないので、自分にとっては宝くじみたいなものです。
先程の勉強家のおやじも、とうとう意を決したのか、発券機へ向かっています。
せっかくなので実際にレースを見てみよう。
アミューズメントパークの入り口のようなゲートがあり、無料入場の文字が書いてありゲートは開いています。
何故無料だったのか分かりませんが、残りレースが少なかったからか、トークショーとかやってなかったからか、いつも開いているのか。分からないことだらけですが、いざ入場。
中はクーラーが効いてて、空間がそれぞれ広くとってあり空港のような感じです。
館内にはグッズ売り場や食堂もあります。昭和感漂う雰囲気です。
2階に上がるとレース場が上から見えるようです。
飛行場の屋上デッキに上がる気分です。
大きなガラス窓越し眼前にレース場が見えます。なんと天気が良いことか。
レース場の奥には福岡都市高速や博多ポートタワー、大型フェリーも見えます。
こんなに競艇に勤しんでいる人たちがいるなんて・・
何やら音楽が流れてきた、時間をおくごとにその音調は速くなっていく。
発券期限が迫っていることの合図なのでしょう。"早く買え、早く買え"と言わんばかり。
人の少ない前の方の見晴らしのいい席を確保してご覧観のその時を待つとしよう。
むむ! 出走直前になってイケメン・イケ女のカップルが、我が席の前に!
神聖な競技場を前にイチャつくとは!
出走の発砲音がするわけでもなく、それとなくレースが開始。
一体何周回るのか、どこがゴールか分からないまま、気づくと順位が確定していました。
順番は、5−2−3 でした。
さて自分の舟券をもう一度確認。
確認するまでもなくハズレでした。
こんな時、舟券をちぎって空高く投げ飛ばすシーンがありますが、ここではやってる人いないですね。
それは競馬場なのか。
むむ!前のイケメンがガッツポーズしている。どうやら彼は当てたようです。
イケメンには色々な運が宿っているようです。
自分はハズレくじ(もはや自分にとっては"くじ"です)を、そっとゴミ箱に捨てて、博多港という本来の目的地に足を進めることにします。
まとめ
400円払って大きな敗北感を感じさせられる結果となりました。
散策がてらの一攫千金の夢は儚く消えてしまいました。が、考えようによっては40歳を前にして、ここで博才が開花しても困惑するし、ビギナーズ・ラックが無くて良かったとも言えます。
お金は努力した成果物として、コツコツ積み上げる物だと再確認できました。
さて、次は板東英二さんのトークショーでも見に行くとしますか。