こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
2月下旬から3月の上旬に部屋探しをしていた方々が順序入居していく時期です。
初めての一人暮らしであるとわからないことだらけという方も多いのではないでしょうか。
無事に契約も終わり、鍵も受け取り、いざ入居となったものの設備の不具合に悩まされてしまい、どこに電話したらいいかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は設備の不具合が起きた際の連絡先に関しては契約の際に説明がなされていたり、契約書に記載があるのですが、不具合が起きた際にそんなことは忘れている・覚えてないという人がほとんどのような気がします。
どこに記載があるの?
各業者によって書類のフォーマットは異なりますが、"管理業者"の項目を探しましょう。
上記の写真は国土交通省が出している"「賃貸住宅標準契約書」(改訂版)"からの抜粋です。
こちらのとある物件では契約書ではなく賃貸住宅紛争防止条例に基づく説明書(東京ルールと呼ばれるもの)に記載がありました。
こちらは共用部(廊下やベランダ)と専有部(居室部分)の管理が分かれている物件のパターンです。
記載があったのは賃貸住宅紛争防止条例に基づく説明書でした。
こちらは重要事項説明書に記載があるパターンです。
このように業者によって記載してある場所が少しづつ異なります。
設備不良時に連絡先がわからない場合は契約書・重要事項説明書・賃貸住宅紛争防止条例に基づく説明書をまずは見てみることをお勧めいたします。
営業時間外の時は?
契約書・重要事項説明書・賃貸住宅紛争防止条例に基づく説明書に記載はあったものの、電話したら営業時間外ということもありえます。
- 土日である(大手企業であったり老舗系の不動産屋にありがち)
- 水曜日である(不動産屋が管理業も兼ねている場合にありがち)
- 朝早い、夜遅い(10:00から17:30までの営業のことが多い)
- 夏季休暇や冬季休暇
このような場合、管理会社と連絡が取れないということもしばしば起こります。
もしそのような場合でも自分自身が24時間サービスに加入していれば対応してもらえるトラブルもあります。
24時間サービスとは緊急を要する水漏れ、鍵を落とした時の対応、ガラス破損時の一次対応などを行ってくれるサービスです。
本来は任意で加入を選べるのが望ましいのですが、物件や管理会社によっては必須としてご入会いただいている時もあります。何も起こらなければ無駄なお金ですが、何か起これば入っていて良かったということになります。
管理会社が営業時間外、24時間サービスにも加入していなかった場合は管理会社に連絡がつくまで待つしかない。というのが現状です。
管理会社が時間外の時にどうしても緊急を要するトラブルが発生した場合(水漏れなど)は自分で業者を手配して一次処置をするしかないと思うのですが、その費用がどこまででるかは大家さんや管理会社と相談という事になりますので(指定業者がある場合もあります。)、念のため修理した領収書は必ずもらうようにしておきましょう。
間違ったところに連絡をすると時間がかかる場合もあります
入居者からすれば仲介業者も物件の管理会社も募集会社も全部"不動産屋"だ!
と思ってトラブル時にとりあえず物件を案内してくれた営業スタッフの人に電話をかけたとします。
ですがその営業スタッフの人も連絡をする先は物件の管理会社です。
結果的に一枚人を挟むことにより定休日や営業時間外の違いなどにより対処が遅れることもあります。
何か事が起こった時には最短ルートでの連絡が正確に早くことがおさまります。
(会社員の方が課長とおして部長とおして社長とおして決済で時間かかるのと同じです)
募集会社と物件の管理会社が異なる場合、もはや伝言ゲームです。
この場合、仲介会社に連絡してしまうと非常に時間がかかります。
実は大家さん自身が自主管理している物件もあります。
複雑な経路をたどらずとも話してみたら一発で解決ということもあります。
まとめ
設備の不具合が起きた時にやることとしては下記のようになります。
- 契約書・重要事項説明書・賃貸住宅紛争防止条例に基づく説明書を読んで適切な連絡先を探す。
- 連絡がつかない場合で緊急を要する場合は(加入している場合)24時間サポートサービスを利用する。
- もしやむを得ず自分で手配した業者で緊急対応した場合は領収書は必ずとっておく。(どこまで金額が出るかは後日相談という形になります。)
まずはもらった書類を開くことからです!