こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
暮らしっく不動産では比較的、設計や構造の記事を書く比率が多いのですが、今日はキッチンの話を書きます。
普段目にする事のない施工の現場。どのように作られていくのでしょうか。
キッチンの施工
※(一部写真を加工しています。)
売買でも賃貸でもできあがりの品物をを見た事があれど、作っているところを
見た事がないという人も多いのではないでしょうか。
今日はキッチンの施工についてです。
上記の写真はカウンターキッチンの完成系です。
カウンターの下の部分には石膏ボードの壁が貼られているのがわかります。
この中身どんな風になっているのでしょうか?
※(一部写真を加工しています。)
完成系とは別の物件になりますが、時間を巻き戻して見てみます。
これは床下や天井裏に隠れる配管と電気工事が終わった状態。
ピンクの丸印がついているところがキッチンの位置になります。
2本の管が出ていますが上水や下水を扱う配管になります。
置き床の施工を行い、LGS(ライトゲージスタッド)と呼ばれる鋼材で下地を作ります。
鉄骨系やRC系ではLGSがよく使われます。
そのLGSという下地の上にカウンターを取り付けます。
仕上げ物なのでカウンターはダンボールで養生がしてあります。
写真の中にしたピンクの丸の部分が先ほどの管です。
この位置にシステムキッチンを取り付けます。
養生をする前はこんな感じです。
システムキッチンそのものを設置するとこんな感じです。
だんだん見た事がある形になってきました。
石膏ボードを部屋中に貼っていき、壁紙まで貼っていくと、ほぼ完成です。
みなさんが目にする形ですね。
はい!完成!
今回はキッチンの施工順序で見ていきましたが、住宅は部品の点数が多いので、いろいろな専門の職人さんが各々の持ち場で作り上げていきます。
ちなみに工事の一番最後は"部屋のクリーニング屋"が部屋に入って部屋を綺麗にして完了です。