こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
物件を決め打ちして内見に行く場合は別として、多くの場合、複数の物件に内見に行くことがほとんどだと思います。"あぁぁー、どの物件にしよう。どれも一長一短で決めかねる。迷う"ということもしばしば。
特に二人暮らしであれば意見が割れてしまってまとまらないということもあります。
困った時はそもそも現在の住まいの何が不満で引っ越そうと思ったのかという原点に立ち返ることも必要です。
通勤時間は長いが設備や広さが充実
暮らしっく不動産のサイトではいくつかのエリアや路線の家賃相場を記事にしています。
いつも書いているように郊外に行けば同じ家賃でも部屋が広くなったり、設備や築年数が新しくなったりする傾向は強いです。
都心部に通勤する人たちにとって通勤時間は1分でも短くしたいものですが、広さや設備も魅力的。
現状の設備や広さに不満であれば、通勤時間を犠牲にしてでも広さや設備を得るという選択肢もありですね。
ちなみにですが、1日の往復で30分通勤時間が長くなったとして、一年でロスする時間を換算してみると以下のようになります。
1日→30分
25日(出勤日ベース)→12.5時間
1年間→150時間
1年間ベースで考えると150時間。実に6.25日分を通勤時間としてロスすることになります。
築年数や設備や広さを求めた代償ともいえます。
通勤時間は短いが、狭かったり、古かったり
やっぱり通勤時間のロスはもったいない。
会社から近い所に住みたい!と思うと、同じ家賃だったとして犠牲になるのが広さと設備。
数年だったら我慢できる!
その通勤時間が浮いた分、勉強して給与アップを目指す!
という強い心があれば別ですが、ONとOFFをきちんと切り替えて充実した環境で次の日に臨みたい!という人にとっては窮屈な選択肢といえます。家は安らげる環境でありたい。という人や通勤の間でも勉強はできるもん。という人にとってはあまり向いていない選択肢といえます。
折衷案
二人暮らしや家族で住む場合は意見が割れることもしばしば。
後で喧嘩の原因にならないように、きちんとお互いで意見をすり合わせることもとても大事なことです。
新しいほうがいい派と通勤時間が短い方がいい派で悩んだ時はその中間地点というのも選択肢の一つです。
一人暮らしの時は決めるのは自分自身
二人暮らしの時はお互いで不満のないように
これが大事なポイントです。
原点に立ち返る
これは一人暮らしでも同じことがいえますが、新しい設備や広さを見ると、この物件いいかも!と夢が膨らみます。そして通勤時間がかなり短縮できる物件に行くと、満員電車のストレスから多少なりとも解放されるので、この物件もいいかも!となります。
予算がいくらでもあれば、この両方を解決することができますが、そうもいかないのが現実。
このように迷った時は原点に立ち返るという思考方法が有効な時もあります。
そもそも引越しをしようと思った時の現状の家の不満点は何であったかというのを考えることが重要であったりします。通勤時間なのか、広さなのか。家賃なのか。設備なのか。
そのバランス加減を考えていくとおのずと今の自分に必要な物件が見えてきたりします。
賃貸のメリットは住み替えができるというところ
賃貸の最大のメリットはライフステージに合わせて住み替えができるということです。
人生はいつどうなるかわかりません。
結婚するかもしれない。
子供が生まれるかもしれない。
親と同居するかもしれない。
車を買うかもしれない。
etc
いろいろな"かもしれない"の心配がありますが、その全てを網羅している賃貸というのはお値段もかなり高いです。不確定な未来に対することを考えるのもある意味大事なのですが賃貸のメリットを最大限活かして、その都度、引越しをすればいいのではないでしょうか。あなたにとって今、一番必要なものは何ですか?
というところです。