こんにちは暮らしっく編集部です。
巷で話題になっている大手キュレーションサイトによる記事のパクリ疑惑。
「暮らしっく不動産の記事や写真も使われている」との噂を聞きつけ、早速調査を行いました。
調べてみると・・・
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(2016年12月3日 株式会社ラインズマンによる調査 ウェブ上に残っているキャッシュを元に調べたものになります)
追記 2016.12.9
2016年12月7日放送のTBS系列 NEWS23で、この内容が放送されました。
https://www.kurachic.jp/column/1567/
1.うちのトイレは汚くないもん!・・・(徳留)
※iemo「トイレが汚い?汚れやすいところを知って快適空間に」
https://iemo.jp/70373 (現在は非公開)
この写真、自宅のトイレを使ってトイレの掃除の仕方を解説した時のものです。
知らない間にiemoさんに使われていました。
汚れとにおいの温床となりやすい場所です。
この二つを清潔にすると、トイレの中のにおいまで変わります。引用 iemo「トイレが汚い?汚れやすいところを知って快適空間に」
https://iemo.jp/70373
iemoさんでは、このように書いてあります。
それでは、元の文章を見てみましょう。
ホコリや髪の毛は溜まりやすいのでしっかり拭き取ってあげましょう。
引用 暮らしっく不動産「トイレ掃除のコツを伝授」
https://www.kurachic.jp/column/837/
このように書きました。
もう一度、iemoさんの記事を振り返ります。
汚れとにおいの温床となりやすい場所です。
この二つを清潔にすると、トイレの中のにおいまで変わります。引用 iemo「トイレが汚い?汚れやすいところを知って快適空間に」
https://iemo.jp/70373
意味合いが違います。
これではまるで「ぼくの家のトイレが汚れと匂いの温床になっている。」と、とらえられても仕方ありません。
「徳留の家のトイレって汚いじゃん」
少なくとも元記事を書いたぼくはそう捉えました。
結果的にこのようなイメージ画像で、勝手に使われるのは心外です。
いや、うちのトイレ臭くないし、温床になってないし、飛び散ってないし!
これはiemoの記事を全力で否定したいです。自宅のトイレを他人にさらされる感じがムズムズします。
なんか恥ずかしい・・・。 もうお嫁に行けない。
2.自宅のコンセントが・・・(徳留)
※iemo 「引っ越しシーズン到来!賃貸物件を見学するときに押さえておきたいポイント」
https://iemo.jp/63537 (現在は非公開)
ウェブアーカイブ
上記の写真、これもぼくの家の写真です。
文章としてはコンセントの数を見ましょうという意図で書いているもよう。
暮らしっく不動産での使い方を見てみます。
光ファイバーがすでに設置されている。
通常であれば大家さんから許可をもらって引き込む光ファイバーですが、この建物には既に光ファイバーが引き込まれていました。しかも工事がいらず、ここにケーブルを差し込んで書類の手続きのみというお手軽さ。
ネットの速度でイライラすることもなく快適インターネットライフが待っています。暮らしっく不動産「不動産屋さんってどんな家に住んでるの?」
https://www.kurachic.jp/column/1039/
同じ写真ですが、文章のつけ方によって違う意味合いになってしまうという典型例です。
この写真を撮った時のことはよく覚えています。
1年半ほど前、部屋を探していたとき門伝氏と内見した時に撮影した写真です。
暗くなってからの内見だったのですが、「メジャー忘れる。電気つかない」ということでiphoneのフラッシュを使って撮影した時の写真です。
3.いとこの家の床下収納が・・・(徳留)
※ iemo「引っ越しシーズン到来!賃貸物件を見学するときに押さえておきたいポイント」
https://iemo.jp/63537 (現在は非公開)
言っていることは大体一緒です。
ちなみにこれはいとこが東京に出てくる時に内見をした時に撮影したもの。
いとこのが今住んでいる家の収納の写真です。
iemoさんに無断転用されていたことを、いとこに連絡したところ、すぐに返信がきました。
いとこ「 俺ん家ですね!笑」
それでは元の記事を見ていきましょう。
この記事は内見のポイントを解説した記事に使った写真です。
暮らしっく不動産「内見のポイント7点」
https://www.kurachic.jp/column/868/
Exif情報を消しておいて良かったです。
4.建築現場の写真 (徳留)
※ iemo「引っ越しシーズン到来!賃貸物件を見学するときに押さえておきたいポイント」
https://iemo.jp/63537 (現在は非公開)
あれ?見覚えがある写真。
暮らしっく不動産の記事では度々登場するこの写真。
これはぼくが建築工事の仕事をしていた時のもの。 納期が迫っていたので安い給料で残業をし、その時に撮影した写真です。
汗水垂らしてgetしてきた写真を勝手にイメージ図で使うなんて・・・。
「現場行って撮ってこいっ!!!!!」
元はこちら。
街には朝の顔、昼の顔、夜の顔と全てにおいて環境が異なる場合があります。何度も内見に行くのは時間もかかり効率が悪いですから、想像力をフルにつかってシミュレートしてみてください。
昼と夜では物件も違った顔をみせるのです。
暮らしっく不動産「内見のポイント7点」
https://www.kurachic.jp/column/868/
昼と夜は違う、ということのイメージ写真。
これはとあるマンションの共用部、中庭です。
最寄り駅のイメージ図ではありません。
なんか似たような表現な、気がする・・・(門伝)
iemoの他、同じ運営会社のUpInというサイトでもいくつか。
そのうちの一つを具体的に、文章構造から見てみましょう。
UpIn「賃貸更新時は《家賃値下げ交渉》の大チャンスってホント!?」
https://upin.jp/23851 (現在は非公開)
暮らしっく不動産「家賃交渉 交渉が残念な人の8の特徴」
https://www.kurachic.jp/column/520/
このような手法を「リライト」と言います。
これってもしや!?
私よりも文章のキレがあり、分かりやすい・・・。
負けました。
さいごに
役に立つ引用であればいいのですが、このような使われ方をするのは悲しいです。
写真は、その場に行かないと撮れない物。 時間や交通費や手間も掛かっています。
文章は書くにあたって、下調べをして、知識を使って、時間をかけて書いています。
今回の事件を機に、インターネットの世界がより良いものとなっていくことを節に願います。