こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
10年ぐらい前の話ですが、某住宅メーカーで戸建ての営業をしていました。
その時に思った東京の狭小住宅におけるゾーニングについて今日は書いてみたいと思います。
都心部における狭小地の住宅
東京に土地を持っている人や東京での土地の購入を考えている人なら一度は経験したことがあるかもしれませんが、東京の古い建物のゾーニングは上記のようなものが多いです。
1Fにリビングや水回りを持ってきて、2Fに居室。
寝る時だけ2Fにのぼるというパターン。
このゾーニングの問題点としていえるのはおそらく1日の中で一番滞在する時間が長いであろうリビングの日当たりがあまりよくありません。
隣地との距離が取れる場所なら日当たりもいいのですが、東京の土地は隣地との距離が異様に狭いですね。
この写真のような距離の住宅も都心部には非常に多いです。
3F建てにして日当たりを
日当たりを追求していくと1Fよりは日の入るであろう最上階にリビングを持ってくることが理想とされます。このゾーニングの問題点としては重い荷物(買い物など)を持った状態で3Fまで登らなければいけないということがあげられます。
また、水回り(この図でいうお風呂)が3Fに持ってこれればいいですが、広いLDKを期待した場合、お風呂が2Fになったり1Fになったりすると生活動線が使いづらくなるおそれもあります。
あとはお金の問題。
水回り同士は一つのエリアにまとめたほうが工事費が安く済みます。
水の動線が長くなればなるほど工事費はかさんでいきます。
賃貸物件だと隣室どうしが反転タイプの間取りになっていたりしますが、そのような理由もあります。全体の工事を考えた時に反転にして水回りをまとめたほうが安くすむからです。
現実案
先ほどは理想的な日当たりを求めての案を書いてみました。
今度は現実的な案です。
道路位置にもよりますが、東京の場合、なんらかの高さ規制をうける場合もあります。
そうするときちんとした3F建てが立たずに一部が勾配屋根のようになる場合があります。
勾配部分は使いづらいので収納にしたりする設計もあります。
勾配部分が入ってしますとどうしても天井高に限界が出てくる部分があるので狭く感じてします部分がでてきてしまいます。
そのようなこともあり2Fにリビングを持ってきて3Fに居室を持ってきてという折衷案に落ち着くことが多いです。