こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
今日もとある郊外へ内見に行ってきました。
内見の途中で非常に建物のの断面図がわかりやすい物件を発見しました。
木造の解体現場です。どのように柱が入って、断熱材が入って、石膏ボードがついているのかがよくわかる綺麗な断面図ですね。今日注目したいのはこの写真の2Fの左側の部分です。
ここはおそらくお風呂の部分です。
右側にキッチンらしきものが見えますので、メインのリビングや水回り的なものは2Fにまとめた設計をしたと考えられます。最近のシステムキッチンやお風呂といった類のものは現場で一から施工するのではなく、工場でパーツを生産し、現場で組み立てる、まるでプラモデルのようになっているというのが今日のポイントです。
とあるマンションの施工時の写真です。左側に見えるのがユニットバスです。バスタブ、床、天井、扉、電気といった部品を組み立てるとこのようになります。プラモデルのようですね。
工場生産をするメリット
近年では多くの部材が工場生産されている事がほとんどです。工場生産をするメリットはどんなところにあるのでしょうか。
工場生産のメリットとしてあげられるのは下記のようなものがあります。
- 同一のパーツを大量生産できるので部品の交換が容易。(メンテナンス性)
- 組立方法が決まっているので職人の技術力に左右されにくい。
- 規格品なので施工期間が短くできる。
イメージですと職人さんが寸法を測りながらその場で作っていきそうなイメージですが、最近の住宅というのは一つのパーツとして作られていることが多いのです。大量生産しているからこそメンテナンス性がよく職人の技術力に左右されず工期が短くできるのです。
デメリットは?
メリットがあれば当然デメリットもあります。
- 職人の技術力が育ちにくい。
- 規格品なのでカスタムオーダーをすると高くつく。
- 大量生産品なので特殊な寸法に合わせることが困難。
一番需要があるとこのサイズを工場で大量に生産するので、特殊なサイズの家や個々のカスタムオーダーというのは非常に苦手です。また、施工図通りに組み立てることが大事になるので、職人の応用力や技術力は育ちにくいと言われています。
お風呂はインターネットで売っています
参考ページ:住設ショップ
http://house.tss-shop.com/result/?category=997&maker=393
インターネットで調べてみると、ユニットバスはキットのような形で売られています。
お風呂セットというような感じでしょうか。
賃貸でも売買用の戸建てでも
TOTOやPanasonicといった住設系のメーカーがパーツの色を変えたりしながらいくつかの種類のユニットバスを販売しています。
値段もピンキリで、工場生産ながら、かなりの高級グレードの組み合わせも現代の技術では可能です。賃貸でも売買用の戸建てでも工場生産されたお風呂が使われていることが多いので、気になる人は自分の家のお風呂がいくらぐらいするのか調べてみるのも面白いかもしれません。