こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
丸い地球を平面に書き出すとしたらどのように書いたらいいのだろうか?
と過去の人たちは考えたわけですが、世の中的に主流なのはメルカトル図法です。
(この単語の響き、中学生以来という人もいるのでは?)
メルカトル図法
いまや定番中の定番であるメルカトル図法。(この地図が開発されたのは1596年とのこと)
主に方角を重視する船乗りの間では好評だったそうですが、この地図の問題点は高緯度になるにつれて縮尺が変わってしまうこと。
このことはwikipediaにも記述があります。
この図法は地球儀を円筒に投影したもので、地軸と円筒の芯を一致させ投影するため経線は平行直線に、緯線は経線に直交する平行直線になる。ところで正角性を維持するには、横方向・縦方向の拡大率を一致させる必要がある。緯線はすべて赤道と同じ長さになるので、高緯度地方に向かうにつれて実際の長さ(地球儀上の長さ)より横方向に拡大される。それに応じて縦方向(経線方向)にも拡大させるので、高緯度に向かうにつれ距離や面積が拡大されることになる。例えば緯度60度では、本来の緯線の長さは赤道の半分なので2倍に拡大され、したがって経線も2倍に拡大されるので、面積は4倍に拡大される。より高緯度のグリーンランドの面積は実際より17倍も拡大されている。
出典:wikipedia メルカトル図法
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%88%E3%83%AB%E5%9B%B3%E6%B3%95
緯度ってなんだっけ?という方にわかりやすく伝えると、赤道を0度とした時の横線です。北極や南極に近くなると緯度の数値が上昇していきます。
ちなみに東京は北緯35度です。
丸いものを平面に書き起こしているわけですから、どこかに歪みが生じてきます。
緯度の上昇した部分の面積に関しては顕著です。
近頃、webサービスでそれを解消するサイトができたと話題になっていました。
the true size of
実際の緯度に持っていった時にどれぐらいの大きさになるのかを比較するサイトです。
日本って小さいなぁと思っていたのですが、このサイトを使うと日本もなかなかやるじゃないか!と嬉しくなってしまいます。
ヨーロッパの一つ一つの国はそんなに大きくないことがわかります。
北海道から鹿児島まで
ポーランド北部からバルセロナまで
この二つが大体同じ距離感なのだなぁと。一気に親近感がわきます(笑)
ロシアに日本を置いてみました。
思ったよりも日本でかい!と思いましたが、やっぱりロシアは大きいですね。
プーチンすごい。こんな広い土地の代表だなんて。
アフリカはでかい!
よくTVなどで車で何十時間走った森の奥へなんてくだりがありますが、なんだか納得です。
アメリカってやっぱり広いのね。。。
オーストラリアも広大です。
一応、大陸ですからね。
メルカトル図法の弱点をついた実にいいサイトです。
面積について考えてみたくなったら使ってみてはいかがでしょうか。