こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。

今にはじまったことではありませんが、不動産屋という職業そのもののイメージがあまりよくないようです。特に賃貸系。

実際にgoogleで"賃貸 店員"と検索すると下記のような検索結果になります。

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一番上に来る検索結果が"賃貸不動産の店員ってなんであんなにクズばっか。。。"
というもの。なんだかなぁと思います。

ぼくの記憶するかぎり今年だけで不動産屋の店員が切られたり刺されたりする事件が2件も発生しています。

大阪 店員切りつけられる

http://breaking-news.jp/2016/08/22/026693

東京 店員刺される

http://breaking-news.jp/2016/09/22/027401

このような事件を見ていると、ろくでもない職業なんだな。。。と思ってしまいます。
おとり物件、両手仲介、威圧的な態度の店員(お店は入りやすそうな場合が多い)、コンビニよりも多い不動産屋etc
他の業種と比較すると不思議なことがたくさんあります。


実際に何かモノを売ってお金を稼ぐわけではなく、大家と借りたい人を結びつけて経営しているのが賃貸の仲介営業です。目に見えないものを取り扱うってそういうことのなのかもしれません。

不動産仲介屋の起源は江戸時代という話

江戸時代になると、社会情勢が安定し、豊かな暮らしを求めて大勢の人々が江戸にやってくるようになる。そのため、庶民の住宅が不足するようになった。

〜中略〜

裕福な商人達は取引によって得た土地に長屋を建て、庶民が住む場所を貸すようになる。また長屋の管理人として大家(家守)が雇われ、借家人(店子)から賃貸料(店賃)の徴収などをおこなった。

出典:図解雑学 不動産業界のしくみ ナツメ社
P.22江戸時代以降の不動産業

起源をさかのぼると江戸時代にまでなるもよう。
人が集まる→家が必要→金持ちが商売のチャンスと見る→家建てる→貸す
という構図ですね。昔も今も何にも変わっていませんね。
ちなみに今でいう家賃保証会社のような役割をする業者がこの頃に既にあったという記述もネット上で見つけました。

この"人が集まるところに不動産屋"という理論でいけば、東京に山ほど不動産屋があるのは必然かもしれません。学生が多く集まりそうな街や人気の街に出店している会社は非常に多いですよね。人が集まるわかりやすいところに出店するということはお店の賃料も高いということ。お店の賃料が高いということはそれなりの人数でそれなりの収益を出さないと経営として成り立ちません。

  • ノルマがきつい
  • 内見に行ったら絶対どこかに申し込みをしないと行けない
  • 物件に色々なサービスを付加させて賃料以外のプラスアルファで利益を上げる


競争率の激しい東京では需要が沢山あるために貸し出す条件(先ほどの付加サービス)を厳しくしても借り手が比較的いるものです。需要があるので少しでも条件の良い人に貸したいというのが多くの不動産屋の本音なのかなと思います。
故にトラブルが起きる。競争力の高いところならではのような気もします。

都心部のオラオラ系不動産屋には注意

色々な不動産会社がありますが、比較的競争力の低いエリアにある老舗の不動産屋さんは入居者に合わせた融通を利かせてくれるところが多いように感じます。

電話応対の雰囲気なんかでも都心部の不動産屋では悪を感じる時があります。
都心部のオラオラ系の不動産屋は結構ひどいのです。


オラオラ系不動産屋の場合
オラオラ「お電話ありがとうございます。◯不動産の◯◯っす。物確(物件確認のこと)いすか?」

ぼく「はい。どうぞ。」

中略

ぼく「◯ハイツはございます。」

オラオラ「手数料の上乗せ可能ですか?」

ぼく「そういうのはやってません。」

競争が厳しいので実入りのいい物件を探しているのがよくわかる電話です。
無茶をするので当然、トラブルになりやすく、のちのちに言った言わないで争うこともあるようです。ひどい世界だ。。。