こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
不動産仲介という立場で管理会社と接していると色々な性格の(社風の)管理会社に出会います。今日はこのへんを記事にしていきたいと思います。
高級物件を管理する大手の財閥系管理会社
誰しもが知っているCMやTVなどで同じみの管理会社。
住宅だけでなく幅広い産業で仕事をしているだけあって、色々とシステム化されています。
- 電話に出る人→専門のスタッフ
- 定休日対応の人→専門のスタッフ
- 契約書を作成する人→専門のスタッフ
- 見積もり書を作成する人→専門のスタッフ
- ハンコを押す人→専門のスタッフ
- アフターメンテナンスの人→専門のスタッフ
- 書類→かなり多め
このような形でいわゆる分業制になっています。
顧客情報はデータベース化されていますから、入力されている項目に対しては電話応対の人で用が済んでしまい仕事も早いです。デメリットをあげるとすれば融通が非常にきかないというのがあります。
契約に必要な書類の期日までの忘れや記入漏れの例外は一切認めてくれないことが多いです。
会計という意味でも非常に明朗。
システム化されているので、鍵交換費用、クリーニング代、24時間サポート料等、必須のものも多いですが、基本的に例外がないので、お金はかかるが揃えるものを揃えてしまえば解りやすいというメリットがあります。
高級物件にいたってはクリーニング済みの部屋でも担当者が引き渡し前確認で簡単な手直しをしてくれることもあり、お金がかかる分、非常に快適に過ごすことができます。
こういう物件は同じ条件の家賃相場で見ると高めな物件に多いです。
中堅物件を管理する、特定の地域では有名な管理会社
財閥系とは言わなくても、そのエリアでは有名な不動産屋というものがあります。
そのエリアの不動産はたくさん持っていたり、近いエリア(◯◯駅周辺)でたくさん支店を持っているような会社のことです。
このような不動産屋の場合、物件をたくさん持っている分、強気なのか事務手数料というような本来とってはいけないお金をとっている場合があります。
ローカルルール縛りがきついことも多く、地場に根ざして何十年というような地域の中で大手企業の場合、物件数は多いがルールは譲らないというケースをよく見かけます。
- 電話に出る人→事務員
- 定休日対応→いないことが多い
- 契約書を作成する人→担当者ベース
- 見積もり書を作成する人→担当者ベース
- ハンコを押す人→担当者ベース
- アフターメンテナンス専門の人→担当者ベース
- 書類→普通
メリットしては一番ボリュームゾーンのある物件を多数持っているということでしょうか。
安い物件も管理する昔からある小さな不動産屋
なんだかお店も入りづらい。いつ営業しているかもわからない不動産屋も世の中にはあります。"おじいちゃんやおばあちゃんのやる気があるんだかないんだかわからないが、とりあえず営業はしているようだ。"というような不動産屋の場合、大家さんとのつながりが深い物件を多数持っていることがあります。書類の提出や条件についても融通を利かせてくれることもあり、運が良ければ色々と親身になって管理物件を紹介してくれることもあります。
このweb時代にメールじゃなくて電話やFAXなど効率が悪く不便な部分もあります。
- 電話に出る人→担当者ベース
- 定休日対応→いないことが多い
- 契約書を作成する人→担当者ベース
- 見積もり書を作成する人→担当者ベース
- ハンコを押す人→担当者ベース
- アフターメンテナンス専門の人→担当者ベース
- 書類→少なめ
安い物件も扱っていて親身になってくれるのは非常にありがたいのですが、相場よりも安い物件で一つ気をつけたいのは安い物件というのはお金に困っているけど引越しをしないといけない人や、隣人とトラブルを起こすような入居者もいる可能性が高いということ。
隣人にどんな人が住んでいるかは個人情報保護の観点から教えてもらえないことがほとんどなので、洗濯物や置かれているものから判断するしかありません。
さいごに
誰だって快適な高級物件に住みたいというのはわかりますが、先立つものがない場合、そうもいきませんね。自分にぴったりな不動産管理会社の管理物件に入るという意味ではマッチングがとても大事です。
書類やしばりが少ないけどきちんと管理もしてくれて高級物件というような、ある種、矛盾したできごとは不動産業界ではまずないので、そこは期待しないようにしましょう。
安い=何かのサービスを行っていない
というのがキーポイントです。
それでは。