こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
賃貸の物件の募集は入居者が退去の意思を表示すると比較的すぐに募集が出ます。
ということは"入居中だけど募集中"、"クリーニング前だけど内見可能"といった状況も出てきます。
マスキングテープは汚れのしるし
管理会社によって物件の管理方法も様々ですが、入居者が退去した直後のクリーニング前の物件の場合、部屋中にマスキングテープがベタベタと貼っている物件もあります。
これは何でしょう?
これは傷、汚れの箇所をクリーニングをする職人さんに伝えるための目印なのです。
当然、住んでいればちょっと壁紙をひっかいてしまったり、黒ずみができてしまったりということが起きます。壁紙を張り替えることもあるのですが、クリーニングや補修でなんとかなると判断されれば、クリーニング職人や補修屋さんが一つ一つ対処をしていくのです。
立会いをした人間が職人さんに"ここが汚れていたり、傷がありますよ"という目印をマスキングテープでつけているのです。高級物件のようなところだとマスキングテープに番号がふられていたりもします。1.黒ずみ、2.引っかき傷etcのように図面に番号順に割り振られていることもあります。多い時には400を超える番号が割り振られていたりするのですが、そのような現場に職人さんが行くとけっこう大変で、"張り替えたほうが早いよね。。。"と思いつつも決められた納期で仕上げなければいけません。時間との勝負なのでけっこう大変です(経験談)
勝手にはがさないでください
というわけで内見にいった際にこのようなマスキングテープを見つけたら、勝手にはがしたりしてはいけません。汚れの落とし忘れは出戻り作業になり、もしかしたら自分が入居する物件にとって不利な状況に働く恐れもあるのです。
次の入居者が快適に過ごすためのマスキングテープ。
ちゃんと意味があるのです。
それでは!