こんにちは暮らしっく不動産の門伝です。

今日は意外と気になる「引越し時の挨拶」について書いていきたいと思います。

「引越し 挨拶」で検索すると、このようなページが出てきます。

引っ越しの挨拶をする範囲とマナー・手土産・挨拶状の文例(引越し侍)
https://hikkoshizamurai.jp/useful/manners/

(引越し侍サイト キャプチャー)

こちらを見る限りでは、引越しの挨拶する人が60%もいるとのこと。
多分これは地方も含めの数字だと思います。

これは引越し屋さんの見解。
不動産屋と大家さんの立場から、東京都心部の賃貸物件の「引越し挨拶」事情を見ていきたいと思います。

「ほとんど挨拶なし」by不動産屋

東京のひとり暮らし物件の場合、引越しの挨拶は「ほぼ挨拶なし」という印象。

契約が終わってから入居の時までサポートをししていますが、ほとんどの人が引越しの挨拶はしていないです。

新宿区をはじめ、都心部の物件を取り扱うことが多いのですが、引越しの挨拶はほとんどないようです。
時々引越しの挨拶をする人もいますが、割合でいうと、100人に一人くらいといったところ。

東京でのひとり暮らしの場合って入れ替わりも多いし、生活の時間帯も違ったりするので、昔ながらの「引越し挨拶」が行われるのはほぼないような状況です。

「最近は少ないね〜」by大家さん

新宿区高田馬場で50年ほど大家さんをやっている人にも聞いてみました。
50部屋くらいを持っている方です。


「最近は少ないね〜」byベテラン大家さん


昔は多かったみたいですけど、最近はほとんどの人がわざわざ引越しの挨拶をしないということでした。

文化は変わっていく

「不動産を買って、そこに永く住む」という場合はまだまだ引越しの挨拶も多いですが、東京都心部のひとり暮らし物件では「引越しの挨拶」という文化はほぼなくなってきています。

「引越しの挨拶をしないなんて、失礼だ!」なんて思う人もいるかもしれませんが、コミュニケーションは時代とともに少しづつ変わっていきます。
引越しの挨拶という文化がないだけで、別に全ての人が冷たいというわけでもありませんし。
平成28年現在の東京都心部のひとり暮らし物件は「引越しの挨拶」がほとんどなかったというだけで、未来はわかりません。

それでは今日はこのあたりで。