こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
今日のテーマ、"無職で賃貸借りられるの?"です。
暮らしっく不動産でもたまにお問い合わせをいただきます。
もくじ
1.学生
1-1.一定の収入があるがバイトという学生
大学や専門学校に入ってしばらくたつとバイトをはじめる人も多いはず。
数は多くありませんが、バイトを数ヶ月続けて一定の収入があると認められれば大家さんや管理会社が本人名義での契約を認めてくれる物件も少数存在します。
認めてくれる物件の数が少ないので物件を選ぶという選択肢は少なくなるのがデメリットでしょうか。また確実に収入がある人の連帯保証人が必須になります。
およそ三ヶ月分の給与明細や預金通帳の入出金記録の提出を求められる場合があります。
1-2.完全な無収入
100件に数件は学生で無収入でも学生本人名義で契約を結んでくれる大家さんや管理会社があります。もちろん現役で働いている父または母や親族の連帯保証人が必須事項です。
(ただし都心部には非常に少なく昔からあるような不動産屋さんでOKが出ることもあるといった程度です。)
上京したばかりの頃は学生さんは当然無収入でしょうから、この状態が多いかと思うのですが、物件の選択肢を増やすうえで取れる方法は3-1を参照してください。
2.社会人
2-1.働く会社の内定が出ている
大学生から社会人になる時や転職先が決まっている場合はこの状況ですね。内定通知書や労働条件記載書が提出できれば本人名義で借りられる物件はあります。どちらの書類にも月々◯◯円の給料とする。という金額の表記が書かれていることが前提になりますが、きちんと"この人は安定した収入が見込めます。"ということが書面で証明できれば現在の状況が無職でも審査に通過することが多いです。
とりあえず仕事を辞めて、家を探してから転職活動しよう。というのは現実的に難しいということを知っておいてほしいと思います。家を借りるならば会社を辞める前か、新しく見つけてからにしましょう。
2-2.完全な無収入
今日書いているケースでは一番難しいケースです。
賃貸の審査の段階で安定した収入を証明することができないからです。
早く仕事を見付けましょう。
こうなってしまうと本人名義での契約はまず無理です。
3.対処法
3-1.親に契約者になってもらう
無職の人がスマートに契約を結ぶ方法がこの方法。
現役で働いている親に契約者になってもらうのです。そうなると申し込み時に必要なものは親の勤め先の情報や運転免許証のコピーの表と裏。事前に話しをつけておく必要があります。
- 入居者=無職の本人
- 契約者=現役で働いている親
- 連帯保証人=家賃保証会社
連帯保証人は働いている祖父や祖母ではダメなの?
という質問が飛んできそうなので書いておきますが、連帯保証人には年齢制限があることが多いです。65歳、69歳あたりが多いように思います。そうなると祖父や祖母だと厳しいことも多いですね。このような場合は連帯保証人として家賃保証会社を利用していただく形になります。
3-2.二年間分の家賃を用意して物件を選ぶ
現在が無職でも借りられる可能性がある方法としてあるのがこの方法。
もちろん物件によりますし、可能性が低いですが一応書いておきます。
二年間分の家賃を一括で払うやり方です。
通常、契約は二年間。二年間きちんと家賃を払ってくれるかどうかが大家さんや管理会社からすれば気になるところ。なので、二年間分を一括で払えれば貸してくれる物件もあるようです。(ものすごく数は少ないです。)
また普通借家契約ではなく定期借家契約の物件であれば可能性があります。(再契約できない物件)
さいごに
賃貸には必ず審査があります。
「そのうち働くので貸してください!」というのは気持ちはわかりますが、それでは話が通りません。
ずっと決まらなければ、家賃を滞納されるリスクが高まるからです。
そのような場合には親や親族に契約者になってもらって契約してもらいましょう。
それでは。