こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。

駅から徒歩10分。
人によって許容できる範囲の徒歩分数は異なりますが、一つの目安になる分数だと思っています。

予算が合わない場合、徒歩15分以内にしたら物件が出てくるかなぁと思われる方も多いのですが、それは東京でも西側のエリアのお話。
都心部にかぎっては10分も歩けば別の駅に行ってしまいます。
今日はそれを図にしたいなぁと思い、白地図を使ってご説明。

駅から1km圏内のエリア

img_20160729173629838c4c135e916eaaa57f70fe5834b7f645dd0aac.jpg

東京23区の中でも駅数が多いと言われている北区。
東京メトロ南北線の駅で5つ
JRの駅で9つもあります。
これに都電の駅や、JRの駅の一部が北区の範疇になっている駅も含めるともっと数は増えますね。

1kmという距離

今回は合計14の駅から徒歩1km圏内をコンパスで円を描いてみました。
何故1kmか。不動産の徒歩分数の表記は何度も暮らしっく不動産の記事で書いているように"物件の最寄りの出口から分速80mで歩いた分数"と決められています。
10分歩いたら800m。あくまでもヒールを履いた20代の女性で計算された距離ということなので、男性でスニーカーだったらもっと歩けるじゃないか!というのも考慮してキリのいい1kmにしてみたのです。ちなみにぼくの分速は以前計測したところ100mでした。


区のほとんどが1km圏内

img_20160729175123c2e3707ac74a946e9a55cedc76e66d9e03df4156.png

こうしてみてみると北区のほとんどが駅から1km圏内であることがわかります。
赤羽エリアも非常に利便性が高いのもわかりますが、東十条5丁目付近も駅が選べるという意味での汎用性が非常に高いことがわかります。

賃料は比例する

img_2016072918030610b3edcdbcd1ec8d3a1810057dfc4b1b6d155f9c.jpg

北区内のほとんどが駅から1km圏内なのですが一部には圏内でない部分もあります。
参考までに圏内をはずれたところの賃料を見てみました。
先ほどの円の範囲から考えてみると、板橋区側や豊島区側は別の駅があるので網羅されているのですが、上記の図でいうところの赤い部分はJRの駅からは網羅されていません。
(厳密にいうと日暮里舎人ライナーの駅からは入っている部分もあります。)

豊島5丁目は豊島5丁目団地というのがあるので物件数が多くないのですが、隣にある豊島4丁目と王子駅のある王子1丁目でも相場をみてみましょう。

1R+風呂トイレ別+室内洗濯機置場 1K+風呂トイレ別+室内洗濯機置場
豊島4丁目 6.0万円 7.5万円
王子1丁目 8.2万円 9.0万円

※国土交通省レインズ、ATBBより暮らしっく不動産でデータをまとめたもの

だいぶ差がでましたね。
家賃は駅からの距離に比例するという例になります。
直線距離で1km範囲内なのですが実際はもう少し距離があります。
豊島4丁目や5丁目付近は王子駅からのバスか自転車を利用するのがベストです。

設備のグレードを下げずに賃料を下げたければ西へ

img_20160729182315d91719b1ac4463f456e342f3bd8d57601cb0f79e.png

住宅設備のランクを落とさずに家賃を安く住みたい!というのであれば東京であれば西に行くことをお勧めします。
駅を中心にして1km圏内で円を引いた時に複数の円が重複しない場所であれば設備が豪華であることが期待できます。都心部は地下鉄や私鉄が入り乱れているのでどこに行っても円がかぶってしまいます。

おまけ

コンパス

img_2016072918320142aa59a444a11ede1ac74630445a7ebefe57afee.jpg

イラストレーターのように高度なソフトを使ってもいいのですが、使い方が難しい。
暮らしっく不動産のスタッフでいえば大谷氏がこういうものは得意なのですが、ぼくはアナログ手法。
文房具屋にコンパス、色えんぴつ、マジックを買いに行きました。
おそらく小学校の授業以来のコンパス!

img_201607291834467f4ed313937105fb8da047c5e1b22078dd6ec4fd.jpg

くるりんぱ!
地図にコンパスで円を引くなんて、昔の海洋図かドラマの中で刑事が捜査線を洗い出す時ぐらいしか使い道が思い浮かばなかったのですが、授業が役に立ちました。
久々にコンパスを使ったので無駄に円を引きたくて仕方がない気分です。

せっかく文房具もそろったので、この道具を使った何かを作りたいと思います。

それでは!