こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
家探しのお手伝いをしていると、
「あの物件も見たい!」
「この物件も見たい!」
と何件もの内見リクエストを受けることがあります。
でも、考えてみてください。"住むのは1件ですよ。"(よほどのお金持ちをのぞく)
あまり多くの内見をすると、ぼくらもそうですが、お客さん自身も移動に疲れてしまい家探しが非常に苦痛なものになってしまいます。
見る物件を絞り込むのはなかなか難しいかと思うのですがネットが発達した時代においては有効なツールがあります。
街の雰囲気を知るうえで役にたつストリートビュー
「部屋は良いけど、街の雰囲気が気に入らない。よってこの物件は候補から外す!」
となってしまうのは時間的にも効率的にも非常に無駄になっしまいます。お客さんもぼくらも誰も得をしない結果です。
物件候補が複数ある場合に使用してもらいたいのがgoogleが提供しているストリートビューという機能です。
使い方は簡単
パソコンやスマートフォンでgoogle mapにアクセス。
googleで検索部分に"map"と入れると一番上に出てきますね。
クリックすると出てくるのがこの画面。
仕事やプライベートでも使っている方が多いと思われるgoogle mapです。
左上の検索部分に調べたい駅を入力。
ここでは例として"高田馬場駅"と入れて見ました。
このままでは普通の地図なので街の雰囲気はわかりませんね。
主要な店舗とかそういうのはわかりますが、お客さんが知りたいであろう街の雰囲気はこのままではわかりません。
ここからが今日のポイント。
右下のお人形(赤丸の部分)をマウスでつかんであげて(ドラッグ&ドロップ)見てみたい道路に投下しましょう。
お人形さんをつかむとこんな感じです。
青い線がついているところにお人形さんを置くことができますよ。
試しに高田馬場駅早稲田口に置いてみました。
あっ、駅の前はお店が多くて、比較的高めのビルが多くて、道は狭いなぁとか色々な情報を知ることができます。駅前がのんびりしたところに住みたいなぁとか静かそうなところに住みたいなと思っている人からすると、この時点で内見の候補をはずすことができますね。
同じ要領で物件の近くも見てみましょう。
今回、例として暮らしっく不動産のある"東京都新宿区高田馬場3-16-2"を入力してみました。赤いピンが表示されているところが暮らしっく不動産のあるところ。
さっきと同じ要領で物件のそばに人形を投下させます。
一番右側の部分が暮らしっく不動産のお店。
どうせ使うなら開店してる時の写真を使ってほしいなぁと思うわけですが、そんなことはさておき、建物の雰囲気がわかります。
周りの道は曲がりくねっていて狭いですね。そして住宅街ということがわかります。
道路部分に表示された矢印をクリックすると道を歩くことができます。
周辺をなんとなくでもいいので歩いてみましょう。
写真情報から気づくことってたくさんありますね。
上記の写真でいえば。。。
- 道が狭い
- 街灯が少なさそう
- 時間帯によっては人通りがありあそう
- 奥にコンビニがある
- 路上駐輪の自転車が多そう
家は寝れればいい!という人もいますが、"周辺環境を重視する"というのは特に女性に多いですね。
こんな写真からもわかることがあります。
とても急な坂があるということです。
写真の角度もあるのですが、道路に凸凹したものがあります。これは滑り止め。
実際この坂はかなり急です。
日当たりや風通しがわかる場合もある
暮らしっく不動産のあるのは101号室なのですが、この写真からわかることも多いですね。
- 隣が駐車場→いつか大きなビルが建つかもしれない
- 朝は明るそう
- 西日は入ってこなさそう
- 周りを塞がれていないので風通しが良さそう
- ゴミ捨てばがあるので虫が出てくるかもしれない
このように内見に行かなくても得られる情報というのはけっこう多いのです。
どれだけ見に行っても住むのは1軒
どれだけ内見に行っても住むのは1軒です。
周辺環境を差し引いてもそれに勝る部屋があれば話は別ですが、同じ価格帯であれば極端に部屋のグレードが変わるということはあまりありません。部屋の内装設備が豪華になれば狭くなり、部屋の内装設備が古ければ広くなる。その傾向が非常に強いです。
家探しというのはとても体力を使います。そして書く書類も揃える書類も多く、決めなければいけないことも沢山あるのです。
内見に体力を使ってしまうのはとても勿体ない。
もしgoogleストリートビューを使うことによって2時間の時間を短縮することができればそれにこしたことはないと思いませんか?
ごく稀に、この方法を知っていらっしゃるお客さんとお話しをさせていただくこともあるのですが、やはり非常に効率のいい家探しをされます。
何より問い合わせてから入居するまでが非常にスムーズ!
ぼくらが抽出した物件データを調べて内見に行く時点でかなり絞り込まれています。ですから実際に内見に行く件数は1,2件。
ちなみに自分自信の家を探した時もこの方法で20件の物件データの中で見に行ったのは3軒ほど。自分が実際に時間と労力を使わなくて得られる情報は案外多いのです。
周辺環境を重視されているかたは是非試していただきたい方法です。
それでは。