こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
暮らしっく不動産では不動産業会の闇の部分や相場のお話をよく書いています。
昨晩、お風呂に入りながら今日のブログネタを考えていたのですが、一つのグラフを思いつきました。
不動産業会の闇は標準相場以外ではびこる
文系の人間が書くグラフなので細かいことは目をつむってください。
イメージで理解してもらえるとありがたいです。
"不動産には相場がある。"という話はここのコラムで幾度となく書いていますが、それでも"suumoなどのサイトでこの物件ありますか?"とお問い合わせいただいた物件が実在しないことが多いです。"いいところに安く住みたい"気持ちはわかります。ですが、そこに不動産業者はつけこんでいるいることを忘れてはいけません。
相場よりも低価格帯
まずは赤色のゾーンを見てください。
標準的な相場よりも安い物件というのは物件数としては少なめです。あったとしても築年数が古い、住環境がよろしくない、狭い等、なんらかのマイナス要素がついている場合がほとんどです。都心部に特化していえば、20代から30代の人達がもらえるお給料で出せる予算というのは標準相場よりも低価格になることがほとんど。
需要があるところに、あの手この手で迫ってくるのが不動産屋。
この図の赤いエリアには
- おとり物件
- 退去の費用高め
- 敷金礼金ゼロゼロ(だけど退去費用高め)
- 解約予告早め
- 築年数詐称
このような物件がゴロゴロしています。
場所も良くて設備も広さも満足な物件の家賃を安くする理由は大家さん的にはどこにもないですよね。そこにこそ不動産の闇が転がっています。物件確認をするだけ無駄足になります。
自分の住みたい条件の部屋の平均相場が10万円のエリアの場合。
7万円で探すと満足の物件はまず見つからないことが多いです。
もし同じ条件で5万円や6万円で募集情報が出ていたらそれはほぼ100%おとり物件といえます。
部屋の条件が譲れない場合は平均相場が安いエリアに変えるべきです。
そうすると上記の例の場合7万円を出せば、それなりの物件数が出てきます。
おとり物件の数もぐっと少なくなります。
相場よりも高価格帯
相場よりも高い物件の場合は、大手の不動産屋が囲い込みをしているケースがあります。
"囲い込みって何?"という方、過去のこちらの記事を参考にしてください。
大手不動産の不正行為!? 両手仲介の問題点。
https://www.kurachic.jp/column/695/
大手が囲い込みをしているので情報がオープンで無いという問題ですね。
そして、付加価値という名の様々なオプションが必須という事態が発生する可能性があります。
24hサポート、鍵交換費用、消毒消臭etc
高価格帯の物件は駅近や新築や設備充実が多いわけですが、引き合いも多いので強気の値段設定になりがちです。
さいごに
お金がないところにも、あるところにも不動産の闇ははびこっているような気がします。
上を見ても下をみてもキリがありませんが、普通が(相場通りが)一番です。賃貸は一生住むわけではないので気に入らなければ住み替えればいいのです。
外食で例えてみます。
あなたが1,000円の蕎麦を食べに来たとします。お財布に500円しかないから500円で食べさせてもらっていいですか?というお問い合わせがけっこう多いです。
普通に考えましょう。普通に。
それでは。