こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
戸建住宅の営業、WEBエンジニア、建築現場職人と色々な仕事をしてきた経験から言わせてもらうと不動産業は独特の文化があります。今日は不動産業をやって思ったこと3点を書きます。
1.いまだにFAX
タイムマシンものの映画として有名な"Back to the future"
昨年、映画の未来の世界と同じ年になったということでコラボした様々な商品やCMが流れました。TOYOTAは本人出演のもと、未来の技術について話し合うシーンもありました。
全部英語なので、わからない人もいるかと思いますが(ぼくもわかってない)、色々と調べてみると以下のやりとりのようです。
マーティー:「作品の中でFAX使ってたよね。」
ドク:「えっ?いまだに使ってるけど」
とまぁ、いまだにFAXなんて化石みたいなものを使っているの?というやりとりなわけですが不動産業はいまだにFAXが主流なのです。
間取り図から申し込みに至る書類と他者との書類はなんでもFAX。
そのたびにピーピーと電子音がなりガタガタとプリントされてでてきます。
ギザギザの文字や黒くつぶれてしまった身分証明書のコピーと色々とアナログな弊害が起きたりすることも事実です。
暮らしっく不動産では極力紙データを減らしています
他の業者が紙データやFAXが多いので減らせない部分もあるのですが、暮らしっく不動産では極力紙を減らす方向で活動しています。お客様に案内をするのも極力ネットワークを介したシステムを使っており、いつでもどこでも図面が見れるようなスタイルになっています。
PCやスマホがあって電波さえ入ればどこでも見れる時代です。
電話でメールアドレスの聞くのは困難
全部の業者が業者用チャットモードであれば図面や書類をPDFファイルトして送れそうな気もしますが、PDFって何?みたいな人もたくさんいるのと国土交通省がそんなシステムを導入するのはもはや何十年後なのか?といったこともあり、FAX番号を聞いて送るというのが現実です。たまにメールでやりとりをする場合もあるのですが、普段取引のない業者に電話でメールアドレスを聞くのは非常にリスクが高いです。
電話で「totoのt、oldのo・・・」と説明するのは時間がかかりますし、tなのかeなのかという微妙なところでEメールアドレスが無効にというリスクもあります。
業者用チャットモードイメージ
2.適当な発言をする営業マンが多い
おとり物件もこの延長にありそうな気もするのですが、「できます。」「あります。」「だいじょうぶです。」と根拠もないままに言ってしまう営業マンが多いように感じます。
ぼく個人はおそろしくて、そんな言葉言えません。住まいの夢をなんでもかんでも叶えてくれる営業マンがCMに出てくるからでしょうか。
ないものはない。できないものはできない。確認します。これがトラブルにならない満足度の高い方法なのでは?とも思います。
3.売買の場合"おめでとうございます"と言われる
atbbやレインズのような業者用検索サイトを見て、管理会社に空室確認をするのですが、タイムラグで更新がなされていない場合、業者から電話がかかってきます。
管理会社:「新宿区◯◯の◯◯◯万円の売り戸建てなんですが、まだあいていますか?」
暮らしっく:「募集を終了しています。」
管理会社:「おめでとうございます。」
このように売買の場合は"おめでとうございます。"とどこの業者さんでも言うのです。
いつからはじまってこのような慣習になったのかはわかりませんが、独特の文化と言うことができると思います。