こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
家探しのお客様と話をしているとたまに思うことですが、"賃貸に購入物件並みのクオリティを求めるのは難しい"というお話です。
あくまでもこちらとしては人の持ち物を借りる立場なわけで、そこに"借りてやるんだからなんとかしろ!"というのは難しいということです。
これが新築購入物件(しかも注文住宅)だったら、かなり対応してもらえたりもするのです。
勝手に改造
自分が購入した物件ならば、壁や床を自分の好き勝手にお金を払って行えばいいのですが、賃貸はあくまでも借り物。
壁紙のデザインが気に入らないからといって勝手に変えてはいけませんし、大家さんや不動産屋さんに頼んで貸主のお金で自分の好みの色にしてもらおうというのもダメです。
賃貸で考えるとそれぐらいいいじゃん!こっちは借りてやってるのよ!
と思う人もいるかもしれませんが、もしあなたの持ち物である車をお金払うから2年間貸してと言われて、色を勝手に変えられていたらいい迷惑だと思いませんか?それが嫌なら貸せないな。というお話ですね。
こっちのほうが絶対かっこいいって!と許して納得してもらえるのはある程度の信頼関係と仲の良さが必要ですね。
人の持ち物だけど傷が気になる
賃貸はたくさんの人が借りるもの。
長年に渡り住まわれた家は傷もそれなり。
大家さん自主管理のような物件もあるのですが、そこに完璧さを求めることはできません。
入居時にある傷や落ちなかった汚れも含めての賃料価格。
後々トラブルにならないためにも入居時に傷や汚れの写真撮影しておきましょう。
退去時にクリーニング費用というのを請求されますが、クリーニングですべての汚れが落ちるわけではないということも頭に入れておくとよいでしょう。
生活に支障が出るほどの傷や壊れたものは交換しますが、特に支障のないものはそのままの場合も多いです。
新しい入居者が入るからといって、全部をなおすわけではありません。
これも自分の持ち物を貸すということで考えてみるとごくごく自然なことですね。
少々の塗装剥がれや傷はつきものですね。そこに文句を言われてもなぁと思うのではないでしょうか。
でも手入れはしないといけません
クリーニング業者が最終的に入るといっても、水回りのメンテナンスはやらないとすぐにガタがきますし、取り返しのつかないことになりがち。定期的に掃除するようにしましょう。
やはり貸す側の心理としては自分の持ち物を丁寧に使ってくれる人に貸したいですよね。
普段の掃除を怠ったがゆえに、クリーニングではどうにもならずに交換になってしまったら当然、借りた側のお金で元に戻さないといけません。
さいごに
あくまでも借りる側。
生活に支障のない程度の傷や汚れを含めての賃貸。古い設備が含まれた上での賃貸。
自分が貸主だったら、そのリクエストを聞いた時にどう思うか考えてみましょう。大家さんに、"そこまで気にするの?面倒だな。。。"と思われてはマイナスですね。
あなたがTSUTAYAでDVDを借りる時にパッケージの傷まで見て借りる人はいないですよね。
それぐらいのおおらかな気持ちで物件探しもするとスムーズですよ。
それでは。