こんにちは。暮らしっく不動産の徳留です。
熊本で大きな地震が起きました。
震度7クラスの地震は九州では起きないので少し驚いています。
twitterで画像検索をしてみましたが加藤清正が建築した名城、熊本城もこのありさま。
屋根瓦は剥がれ、石垣も崩れ、しゃちほこも落ちたとのこと。
(瓦は躯体への負担を減らすためにわざと落ちるようにしているという説もあります。)
ちなみに天守閣は1960年代に再建されたものでRC構造でできています。
改めて地震の怖さを思い知らされました。
熊本地震は横ずれ断層型
気象庁HP 「平成28年(2016年)熊本地震」について(第5報)
http://www.jma.go.jp/jma/press/1604/15f/kaisetsu201604151030.pdf
気象庁のホームページを見てみると地震についての詳細を知ることができます。
発震機構:南北方向に聴力軸を持つ横ずれ断層型
と書いてあります。
こういう文章はついつい読み流してしまいがちですが今日は調べてみました。
横ずれ断層型とはどういうことなのか下の図を見てみます。
異なる断層面が水平方向にずれておこる振動のようですね。
気象庁HP 「平成28年(2016年)熊本地震」について(第5報)
http://www.jma.go.jp/jma/press/1604/15f/kaisetsu201604151030.pdf
断層があるのね。と思い資料を読み進めていくと、先ほどの気象庁のHPに分析図が出てきました。
茶色の線が活断層の線のようですが確かに集中しています。
震源とは地中での発生ポイント、震央とは震源の真上にある地表面のことを意味します。
活断層近辺が震央になっていることがわかります。
国土地理院のサイトで活断層の場所は公開されています
テレビで一時期話題になっていた活断層ですね。
国土地理院 都市圏活断層図 利用の手引
http://www.gsi.go.jp/common/000112914.pdf
日本にはたくさんの活断層があります。
日本に刻まれた切り傷のようです。
都市圏活断層図整備一覧
http://www.gsi.go.jp/bousaichiri/inspection.html
上記の図は地震の起きた益城町のあたりの分布図です。
都市圏活断層図整備一覧
http://www.gsi.go.jp/bousaichiri/inspection.html
東京にも断層はあります。立川断層と呼ばれるものですね。有名なお話。
さいごに
地震のメカニズムや活断層というのはまだまだ未解明や未確定な部分が多いですがこういう情報を頭に入れておくといいかもしれません。忘れた頃に来るのが災害。
備えあれば憂いなしです。
それでは。